政治家選び
まず名簿で名前を見つけた気仙沼西高校へ向かう。到着したら「避難所は総合体育館に変更となりました」の看板。近所だったのですぐ行く。受付で調べて貰うと「名簿にありません」。それなら仕事場所の住所が解るので行ってみましょう、ということに。気仙沼の街中に入ると以下の感じ。
気仙沼港周辺は激しい被害を受けていた
不安になりながらナビに住所を入れて向かう。すると驚いたことに全く被害無し! お店から道を挟んで10mの場所は床上浸水してます。ちょうど津波の最終到達地点だった上、わずかに土地が高くなっていたようだ。残念ながら電話しても繋がらず会うことは出来ませんでした。近所の人に聞いたら「見かけましたよ」。
写真を撮っている場所は津波が通過している
無事で何より。仕事は厳しいと思うけれど頑張って下さいまし! ちなみに写真撮ってる場所から海までの1,5km(幅700m)は、果てしない感じで高さ2mくらいのガレキの山になっており、ほとんど手つかずの状態。人が全く入れないのだ。亡くなっている方も少なくないと思う。
ご遺体があると考えれば重機でゴッソリ、というワケにもいくまい。こうなると大量のガレキを燃料とする発電所など作らないと処理が追いつかないと考える。当然ながら国家規模でやらないと難しい。少し遠回りに感じるかもしれないが、有能な政治家を選ぶしか手はないだろう。
無事が確認できたので、もう一つ。昨日も書いた通り、中越地震以来「ボランティアしている人達をバックアップしたい」と考えている。ボランティアチームに援助物資を送るのもいい。ということで活動しているボランティアグループを捜す。しかし気仙沼には外部のボランティアを受け入れている施設無し。
それでは、とあまり報道されていない唐桑地域に行く。山を越え、東舞根という集落に入ると、家がほとんど残っておらず。全て持って行かれてしまってます。下の写真は「唯越」という集落。ここも港から水門から道路から全壊。地盤沈下も激しく、港を再開するにはかさ上げをしなくちゃならないだろう。
見渡す限り流された唯越集落
やはりボランティアがどうの、というレベルじゃないです。道すがらにある避難所へ立ち寄り、勝股兄から貰った講談社BCの絵本(消防車や動物の本)を置いていく。意外や意外。小さい子供も多いのだろう。絵本はとっても喜んでいただける。ついでに「ベストカーもあります」というと、やはり「嬉しいです」。
南三陸町
その際「足りない物資はありますか?」と聞くと、皆さん「足りてます」とのこと。もう少し深く聞いてみると「贅沢を言わなければ」ということになるようだ。だからこそ絵本のような気晴らしになる「文化」を喜んでもらえるんだろう。もっと勝股兄にもらってくればよかった。自衛隊や米海兵隊の絵本もあったら喜ばれると思う。
南三陸町の海の近所にある建物は4階まで
どこの避難所にも民間ボランティア団体の姿は見えない。バイクのボランティアチームを見かけたけれど、受け入れ側の体制が整っていないようで稼働しておらず。今回の震災、あまりに広く規模も大きい。相当大きなボランティア団体でも宿泊や食事の確保からして難しいです。
驚くほどの規模と物量
その分、自衛隊が頑張っている! やっぱりプロだと感心しきり。現状で”仕事”をこなせるの、自衛隊くらいかもしれない。とはいえそう遠くない将来、細やかな気配りの出来る女性ボランティアの出番も多くなると考えます。これまた政府/自治体でボランティア用の宿泊施設など作るべきだ。
繰り返しになるが、良い政治家を選ぶことしか解決策は無い。
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実際に津波の被害状況を確認されたのですね。私にはそんな度胸も行動力もないので、実際に足を運んで情報配信してくれる国沢さんには感謝しています。本来は自動車産業の情報配信されるだけで良い立場でありながら、被災地の方々の事、日本の将来の事を考えて行動出来るのは素晴らしい事だと思います。
それに引き換え、政治家の実力のなさ、行動力のなさには、がっかりです。もしかしたら大手メディアが報じてないだけかもしれませんが、国会議員はパフォーマンスレベルの活動しかしていません。総理が駄目過ぎとはいえ、トップが責任取ればいいというレベルの災害じゃないでしょう。
ちなみに私は政治家について、いろいろ調べることがあるのですが小沢一郎の名前がよく出てきます。やたら大手メディアに叩かれてますが、実力があるとか言われてます。しかし現状見ると評価出来ません。(何故か細野補佐官には将来を期待してしまう)今の国会議員の先生方が生まれ変わったように復興に向かって協力してくれれば早いんですけどね。
選挙の時の候補者の選び方は簡単で官僚組織の利益にならない候補者を選べばよいと思います。民主党は自治労(公務員組合)が支持してます。さらによく調べると、自民、民主問わずいい議員はいるにはいます。結局、多数決の世界ですので政党に拘らず、良く調べて投票するしかないですね。
被災した自分の選挙区のために、私財を投げ打って救援・復旧活動に邁進している政治家って、いったいどれくらいいるのでしょう?
民主のO氏も、こういう時は静かだもの・・・
>良い政治家を選ぶことしか解決策は無い。
その前に、選挙制度を抜本的に変える必要があると思います。
そもそも、小選挙区になってから、お山の大将で小粒の政治家ばかりになった気がします。
最近では、県内を選挙区で活動する知事の方が使える人が多い。
都道府県毎に人口比で当選数を割り当てる選挙制度に変えて欲しいと考えています。
知人の方がご無事のようでなによりです。
ちょっとの高低差が天国と地獄の分かれ目だったのですね。
阪神大震災は津波が無かったのですが、直下型だったので活断層上若しくは近い建造物に被害が及んでました。
あの時は自社さきがけ内閣でしたが、村山総理は初動は悪かったですが後は出来る人達に任せたので、数日後からは案外国の対応が良かったので、今回の大震災よりましでした。
出来る人達にゆだねる。
現場の全隊員を信じる。
余計な口出しはしない。
金は言われる前に調達。
最後の責任は俺が取る。
リーダーが非常時に考える事は案外これぐらいの方が、良いです。
被災者にいきなりエコタウンやらなんやら言った所で、余計に神経逆なでます。
今は被災者が、
落ち着きを取り戻せるように政府や政治家は、
サポートしてあげて下さい。
金の目処もたたない状態でああいう事言われると、被災者を追い込める事に成りかねません。
政治の大事な仕事の一つに、最大公約数をまとめというのが有ります。
あらゆる意見を聴くという事と、自分の取り巻きの意見を聴くという事は同じでは有りません。
総理様。