日産三田高輪店

前回の整体の賞味期限が昨日切れたので川口に行く。整体というと精神修行を強いられ、お布施を取られると言うイメージもあるかもしれないけれど、野村君はそんな心配のないただのクルマ好きです。帰り道、無くしたと思っている携帯は昨日フネの中に忘れたんじゃないかと推測。夢の島マリーナへ。

予定と違う場所に行ったため、リーフの電池が不安になった。そこでルート上にある東京日産の三田高輪店に寄る。急速充電器を見たら「80%まで」という表示。普通は30分なので「30分御願いします」というと、出来ないという。あらら? ゼロエミッションプログラムでは急速充電器30分となってます。

「ウチは80%なんです。会社の方針です。それ以上は入りませんし」。会社の方針? 日産はそんなこと言ってない。「このディーラーは日産ではないのか?」と問うたら日産です、だって。とにかく30分御願いします、というと「わかりました」。30分後に戻ってきたら、19分で止まってる。30分頼んだのに。

再び「会社の方針なので出来ない」とい若い営業マン。「さっき30分やりますって言ったのはウソだった?」と聞いたら、この急速充電器は80%までしか出来ない設定になっており変更できませんという。そんなこと言ってるの、三田高輪店だけですよ、と返したら「上司に相談します」と居なくなったっきり10分。

二つの点でウナる。営業という仕事は顧客のリクエストを可能な限り聞くことです。されどこの人は「断る方法」しか考えてない。役人向きですな。二つ目はリーフがわかっていない。走行可能距離短いため、充電するときは少しでも多く入れたい。30分充電なら、最大で89%くらいまで入るのだ。

と説明するも、彼は徹底的に出来ないと言い張る。横に「日本カー・ブ・ザ・イヤー受賞」という桃太郎旗がはためてます。志賀さんはホンキでリーフを広めたいと言っていた。COTYの選考委員もそんな気持ちに共感した。わずか半年でチミのようなワカランチンが現場でリーフに携わるなんて想像もしておらず。

そしたら少し年配の営業マンが来た。リーフの説明をすると「その通りです」。続いて私が大好きだった頃の日産を思い出させる古き佳き時代風のベテランサービスマンも登場。事情を説明したら「その通りです。設定を変えればいいですよね」でサービスマニュアルを持ってきてチョイチョイと変更。30分充電になりました。

この間、およそ30分間。年配の営業マンが「もう1回充電しますか?」というので断って帰る。もはや三田高輪店も普通のディーラーと同じ30分になりました。今まで三田高輪店で「急速ながらちょびっと充電」していた方々、申し訳ありませんでした。私がもう少し早く利用していれば、と思う。

<おすすめ記事>

8 Responses to “日産三田高輪店”

  1. 覇王 より:

    日産(とディーラー)の馬鹿っぷりは何も変わっていませんね。
    GT-Rが出たときに、妻のプリウスで行ったら「試乗車?あるわきゃないでしょう。あ、触らないで下さいね。」腹立ったので、ポルシェ(997)の試乗車で行ったところ、下にも置かぬおもてなしそれから二度と行かず、本当に997を購入しました。リーフに限らず、GT-Rも他の日産車も、技術者の想いを現場のセールスが踏みにじっているという点で同じです。

  2. クドウ より:

    [E:cat]50才目前の車好きオヤジです。
    今の20代はマニュアル世代というより「ルールの番人」と化してるのが多いと感じます。
    国沢さんのおっしゃるとおり有能な人材も多いのでもったいない話ですね。

  3. applefanjp  より:

    うーん。
    頭痛が痛い現象ですな。
    何を考えているのやら。
    まずは、お客!
    何はともあれ、お客様!
    基本中の基本!
    熊本日産とは違うなあ。
    何で?何で?

  4. Tomi@群馬 より:

    そうです。
    前職も現職も世の中も、若者を生かしきれていません。
    今の若者、厳しい就職戦線乗り切っています。
    と言うより会社の方が人財を選んでます。
    勉強出来ます。
    小生など、バブル期の申し子。
    早く若者にバトンを渡さなければと思っていますが、
    手を拱いて見ているような状態です。

  5. 匿名 より:

    でも、結局は若い店員にはマニュアルは渡しても権限は渡さず、ロクに指導もせず即戦力を求め、使えなければクビ・・・そんな職場環境なんでは?

  6. かず より:

    確か日産ディーラーの大抵が、メーカー資本の会社ですね…。
    偉いさんはメーカーからの派遣で来るから、現場の声を生かした…っていう事は昔からないですね…。どちらかと言えば、
    日産の偉いさんの部下があんたたちに売ってあげるの感じが、今も有るのかも。
    組合も強いから、お客さんの事より自分達の事が上回る社風が、父が日産に乗る機会を失った理由です。客本位に欠ける。
    会社の決まりも分かるけど、それなりの説明は最低限大事だと思います。でも、メーカーと同じ意見でいて欲しいですね…。

  7. 写楽斎 より:

     電気自動車に精通していないとまともに話も出来ないということですかね。まあ価格が価格だけに、物が物だけに誰でもというわけにはいきませんからね。
     ディーラーの前を通ると試乗用のリーフが気になっていましたが、敷居は高いし暖簾は低いしではどうしようもありませんなぁ・・・

  8. あお より:

    お客様にどうしてもお断りするときは、土下座するぐらいの意気込みをと教わった世代からすると、この若者の対応にはやはりネット社会世代なのか、ゆとり世代なのか、自分らが年寄りなのか時代を感じますね

このページの先頭へ