日本が動き始めた
平凡な連休の合間の１日だったけれど、突然菅首相が「浜岡原発に対し運転停止要請をした」と言い出してタマげた。今までこういったイニシアチブを握ることなど無かったことを考えると「ご乱心か？」とも思う。それとも「世界の流れを作っている大きなチカラ」の示唆によるものなのだろうか？
前者であればすぐにでも様々な部門から不満続出となって大騒ぎになるので解る。危ない原発は浜岡だけに留まらないからだ。後者であれば順調に進む。このままスンナリと停止するようなことになったなら、単なる菅首相の思いつきじゃないと思う。後者の場合も二つの「作戦」が考えられます。
１）原発推進の流れは変わらない 突如原発を停止することによって重要さを認識させる。その一方で、安全確保をキッチリと行い原発に対する信頼感を作りあげようとするもの。いわゆる「ガス抜き」と言われる手段。長期戦略を得意とするグループなら、このくらいの作戦は練ってくるだろう。
２）「大きなチカラ」が原発推進から他のエネルギーにチェンジ 脱石油の方法は原発だけじゃない。自然エネルギーだってＯＫ。つまり原発に見切りを付けた、ということです。この方向に切り替わったのなら、電力政策は根本から変わる。太陽光発電や電池技術が今までの原発と同じくらい優遇されます。
個人的には菅首相の単純な思いつきでなく、大きなチカラが２）を選んだと期待しておく。２）であればどんな利権が絡んだって、少なくとも人類や地球に負担を掛けないです済む。加えて新しい産業だって立ち上がることだろう。経済的な観点からしても好ましいワな。今後の動きに注目したい。
今回もう一つの「日本のカタチ」が見えた。浜岡原発は地元住民が運転差し止め訴訟を起こしているのだけれど、「検察の下請け」とか「存在価値無し」と評される地裁は「耐震安全性は確保されており危険なし」と門前払いに近い理由を付けて敗訴とした。なのに政府はイキナリ「危険だから停止してくれ」である。
権威もへったくれもなし。というか三権分立なんて大ウソでしたね。本来なら『立法』や『行政』が何と言おうと『司法』は不動でなければならない。こうなれば司法だけで原発を推進してくれ。実際の世相や国民の気持ちを反映できない裁判所は今の日本を悪くしているモノの代表的存在。
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実際には１）と２）が手を組んでとりあえず、第一歩を踏み出したという事でしょう。
２年後には再開との話も出てくる辺り、１）を目論んでいる勢力は間違いなくかんでいる。
多分、２）も居て、脱原発へのキッカケになれば良いと考え手を組んだという事でしょう。
これから２年のうちに、自然エネルギー発電をどれだけ具体化させられるかが勝負かも知れません。
被災地の復興と絡めるのが一番いいとは思うのですけれど。東北にソーラー・ウインド・シティを作りたいですねぇ。
浜岡原発は立地の危険性を指摘している意見を聞いていましたので、事実なら停止したほうがいいと思っていました。当然、その場合の影響も考える必要があると思います。
報道。福島の場合は危険性を煽っておいて、浜岡の場合は「地元民は聞いてない」とか「雇用はどうする」といった意見を多く取り上げているように思えます。ある市町村では原発による補助金が、収入の40%近くを占めているとか･･･。
基地や空港問題にしても結局は補助金の影響が大きすぎて、安全性とは別の問題に発展してしまってると思います。こうなると難しいですねぇ･･･。
3)の菅内閣不信任を回避するための、国民の人気取りに一票！
なんにせよこの時期に止めて宣言をしたことは良いのでは。。
どの道、今年は経済も低調に推移するんだろうから、今年は日本中を試練の年にとするとか。
一番のエネルギー政策と言うか、Co2削減策は節約でしょう。
日本は贅沢に慣れすぎ。
石原知事が言った省電力とは言え、ムダに多い自販機から、人を狂わせるだけのパチンコ、人もほとんど居ないのにフル稼動のゲーセン、すこし汗かきの人間が入ると泣きそうなほど暑い冬のデパートや駅、雰囲気が良いからってだけで一部屋数百ワットを消費する白熱球照明（シャンデリア含む）等 少し我慢すればいくらでも節約は可能なはず。
なにせ原発大国であるはずのフランスの原発依存率80％で５９機に対し日本は30％で５５機、GDPが倍あるとは言え省エネ大国日本って言えるか？っていう数字だと思わないのだろうか。。。少し考えるべき時に来たのでは。
２）であって欲しいですね。
原発はこれまでCO2をださないしコストも安いということで推進してきたわけですが、今回の震災でコストは火力より水力より掛かることが明らかになってしまった。今後は日本では原発は廃炉事業しかないでしょう。
原発に代わるものとして風力・太陽光・太陽熱の自然エネルギーが注目されています、コスト的にむずかしいと思います。原発に代わりうるのは燃料電池だと思います。
JX日鉱日石エネルギーが家庭用の燃料電池「エネファーム」にSOFC（固体酸化物型燃料電池）を使ったタイプを、今年10月に追加するとのニュースが最近ありましたが、トヨタやホンダが開発してるPEFC（固体高分子型燃料電池）より効率が高く、希少金属を使わないなど多くの利点がありながら、実用化は10年も20年も先といわれていたものが、今年可能となるようです。
日本は脱原発、燃料電地による分散型発電に光明を見いだせると思います。クルマも中型以上はEVに燃料電池積んだシリーズハイブリッドが主流となり駐車中は発電機受電装置として分散発電の重要な役割を担うと思います。近距離専用のコミューターだけはEV専用となるでしょう。
過去に一度、志賀原発２号機に対し原発停止を命ずる判決が出ていますね。
とは言っても、電源三法と核燃料税で地方自治を完全に丸め込んで来た事を考えると、事が良い方向に動くとも思えませんが。
アメリカ公聴会でトヨタ社長から、３つ感じたことがありました。「①非は非で、人として心から陳謝する」「②是は是で、自社を信じて一歩も引かない」「③人の命を預かる責任感と使命感、そして全責任を取るという覚悟が言動から伝わる」
あの一件で、世界中の人が、トヨタの最高責任者の心と志を見て、トヨタなら大丈夫だと感じた事でしょう。
反面、今回の原発で、関係者や政治家の会見を見ていると、誰もどれにも該当しない事に気づきました。
そもそも、原発の最高責任者が誰なのかわかりません。何より、人の命に関わる責任感や使命感がこれっぽっちも感じられません。
自民の幹事長や都知事がぐだぐだ言っていますが、もはや国民は、国の原発運営を信用していません。
また安い電力と言うけど、国費で多額の開発費や自治体への補助金を賄っているのだから、実質的なコストは相当高いでしょう。
菅首相もどうせ言うなら、中部電力への要請だけじゃなくて「２０年以内の原発全廃と電力の自給自由化、電力会社の売電買電義務化」くらいぶちあげてくれればいいのに。
おまけに、戸建てにはソーラーと蓄電池、マンションには燃料電池（戸毎のガス給湯器の代わりにつければ効率アップ）に補助金をつけてくれれば、「発電３種の神器」の普及促進と産業振興もはかれて言うことなし。
真面目な話、うちの子供には、将来性抜群の発電自給の仕事を目指させたいと思いはじめています。
原発関係のニュースで出てる青山さんが、関テレのニュースで、米側の政府関係者はもはやフクシマじゃなく浜岡だといってる、って、数週間前言ってた。レベル7にあがったときだったかな。レベル7も米国が圧力かけたそう。日本の対応にしびれ切らして。
今回の事故がどう収束するかで、今後の原子力の議論に影響大だから。
たぶん菅首相は米仏政権や首相自身の側用人(財務省官僚)の仕掛けた菅退陣「大きなチカラ」トラップにまんまとはまったんだろう。
最悪の南欧の金融状況、アラブ主導で収束する可能性をひめた中東情勢、オバマ政権が主導する原発を重視するグリーンニューデイール政策、ここ２，３日に唐突に持ち出された辺野古基地問題ｅｔｃ
アメリカは震災で苦しむ日本国民以上に菅政権に危機意識を持っているのだろう。
今回の浜岡原発停止要請で一番納得しないのは福島でアメリカと真っ先に原発被害拡大防止に協力した、原発に突出して依存しているフランスだと思う。菅首相は仏発でなんらかの発言があることに留意しているのだろうか。失言の無いことを望む。
本当の大きなチカラは国沢さんが指摘しているエエじゃないかだ。
話はそれるが、ここから数日で繰り広げられる世界のチカラワザは次世代に伝えるだいじな出来事と思う。
国内状況は相変わらず厳しいがこの流れはしっかりと見届けたい。
３）だと思いますが１）でも２）でも我々にはあまり関係ないことです。まさか管さんを褒める時が来るとは夢にも思っていなかったです。
昔、日産パオのCMで「なーんも考えてない強さだ」というのがありましたが、今回、管さんのパオ的要素がいい方向に作用したと思います。
国沢さんこれはご存知でしょうか
一発とめた所で全く問題のでない出力事情の動画があります。ただし、突っ込みどころ満載な動画ですがマスコミさんも一切報じない内容なので少々驚いております。
http://www.ustream.tv/recorded/13897618?lang=ja_JP#utm_campaigne=synclickback&source=http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/925.html&medium=13897618
お暇な時間にでもどうぞ