日米地位協定は日本国憲法の上位。占領下と全く同じですワな(15日)
今の日本があるのは第二次世界大戦で亡くなった方々のおかげである。年に1度くらいはジックリと考えたい。本日NHKで悲惨な戦いと言われている『インパール作戦』を取り上げていた。死者の大半が疫病と餓死、自殺という「戦わずして自滅した」という軍部の暴走の結果だ。
その他の戦線も大半が餓死。フィリピン戦線では最大の50万人という死者を出したけれど、80%以上が食糧不足による餓死という調査結果が出ている。12万7千人亡くなったニューギニアも90%餓死。第二次世界大戦で亡くなった230万人のうち、140万人は餓死だったと言われるほど。
さらに住民を襲って食料を奪ったりするのは当然だし、死亡した人の肉を食べたという記録も多数残っている。ニューギニアや、ミャンマーの山奥にも迷惑を掛けたということ。先輩達はこういった地域に貢献しようという気持ちを持ってきた。この気持ちを引き継ぎ、次世代に伝えなければならない。
フィリピン、インパール、ニューギニアの他、ソロモン諸島、ガダルカナル、中部太平洋+戦死者数で検索すれば、どういった戦いが行われてたのか解ると思う。辛い気持ちになるけれど、考えることこそ亡くなった方々への供養になります。同時に大本営という軍事政権への怒りがこみ上げる。
参考までに書いておくと、民間人の死者は50万人。一番大きな被害を出した広島原爆が14万人。次いで3月10日の東京大空襲で10万人。沖縄戦9万4千人。長崎原爆7万4千人となる。この4つで40万8千人。残る9万2千人も大半が都市部や工業地域への爆撃による死者だ。
そして今も日本国憲法の上に『日米地位協定』がある。これは文字通り日本とアメリカの地位を定めているもので、アメリカ軍は日本政府の上に位置しているのだった。だからオスプレイを飛ばすなと言っても、日本の法律の対象外。この協定があるウチは、未だ日本は米軍の実質的な占領下にあることを意味する。
だからどうだ、という気持ちになれない。50万人の民間人と160万人の兵士を見殺しや餓死させた日本という”組織”とドチラがいいのか、私には解らないです。
<おすすめ記事>