映画「オーバードライブ」を見た。こらお客さん入らんワな~(23日)

LAに向かう機内でラリー映画『オーバードライブ』を見た。行こうと思っているウチ、どこも人気なくなったらしく次々と終了。最後の方は一人も入らず上映しなかった回が多かった映画館も多数とか。海猿撮った監督なので大入りを期待したのに完全アウツ。ただラリー関係者に聞いてみると、皆さん「面白かった!」とか「感動しちゃった」で好評。

ワクワクして見始めると、確かにラリー好きの私は「観客などの設定がレースです~」とか「こんなガラの悪いラリードライバーなんか見たこと無い」という面はあるけれど、けっこう楽しめた。されど監督が全くクルマ好きぢゃありませんね! クルマに対する夢や愛を感じず。泣かせようとするだけに注力してる。キャストもクルマ通からすれば上手くない。

講談社も加わっているのだから、少しイニシャルDの雰囲気を入れるとか、ベストカーに相談するとかしたらよかったんじゃなかろうか。また、全体の雰囲気も前述の通りラリーというよりレース。ラリーの観客、喫煙率や茶髪率低く、ゴミなど落とさない人達です。ラリーの解説だってトラッド。オチャラけない。少しミスリード気味で悲しかった。

映画の撮影を手伝ったラリー関係者に「若くてイキのよいメカニック志望者やドライバーになりたいという人は来ましたか?」と聞いたところ、みなさん口を合わせたように「まったくなし!」。あんなケンカばっかりしてるギョウカイに入ろうと思うヒトなどいないでしょうね! ラリーのイヤな面をつなぎ合わせたみたい。もっともっと楽しいです!

本日、成田~LAXまでの飛行時間は8時間50分ほど。成田出て2時間半映画見ながら寝落ちしたら、あっという間に「朝食です」。4時間も寝られない。中途半端な時間だと思う。ヨーロッパのようにあと2時間長ければ寝られるのに。帰りは11時間くらい掛かるが、時間対の関係で昼間飛ぶので眠くならない。時差を含め日本からだとLAが1番辛いですね。

昨年のグレートレース以来1年ぶりのLA。来る度に入国時の手続きがヤヤこしくなってきており、今回は成田のチェックイン時に「荷物は自分で詰めたか?」とか「パソコンは修理に出しことがないのか?」みたいな妙なことをやたら聞かれた。もちろんESTAという事前承認プログラムの申込時にもいろんな質問事項あります。悪人はスリ抜ける。

昨年来た時から入国手続きは楽になりました。アメリカのイミグレといえば長い列で有名だったけれど、今はコンピュターで自動チェック。問題無ければ右手4本の指紋採って終了です。何日滞在するかとか、何のために来たのかなどは聞かれない。税関も書類をチラ見するだけでオシマイ。厳しいんだかユルいんだかワカラン。大半の入国者は善人です。

今回の滞在はサンタモニカ。38年前、CB50という50ccバイクで大陸横断しにきた時は、無事ジョージア州のサバンナに9日間掛けて到着。帰りはレンタカーに積んで3日間走りっぱなしでLAに戻った時点で”ほぼ”お金使い果たす。帰りの飛行機の予約は3日後。サンタモニカの桟橋で日本の方角を見て帰りたくなったことを思い出します。1ドル250円でしたね。

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