松下宏のグルメドライブ@由比の「くらさわや」で桜えび尽くし

私は美味しい桜海老に出会ったことなし! 松下兄推奨のこのお店を試してみたくなりました。

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季節の桜海老が食べたくなり岡島裕二さんを誘って由比へ。由比には岡島さんとも青木さんとも何度も来ています。今回はまだ食べたことのない店の中から評判の良い店と思える「くらさわや」を選びました。人気の行列店ですが、予約は受け付けていないということなので行ってみるしかありません。平日の昼過ぎに時間を外していけば何とかなるだろうとでタカを括って向かいました。

行ってみると、店は軽自動車が擦れ違えるかという程度の道幅しかない旧東海道に面した立地でした。グーグルマップは見ていましたが、ストリートビューまで見ていませんでした。見ていたら行かなかったかもしれないくらいです。店に着くと、案の定数組が並んでいました。店の少し先にある駐車場に1台分の空きがあったので、クルマを置いて並ぶことにしました。

受付で名前を書くと前に5組が待っていました。5組待ちは私にとって限界に近い数でこれ以上並んでいたら諦めてほかの店を当たるところでした。並ぶとすぐに1組が出て行って1組が案内されたので楽勝かと思ったら、その後はなかなか進まず結局45分も待つことになりました。少し離れた位置にある休憩所から駿河湾やその先に霞んで見える伊豆半島を眺めたりしながら待ちましたが、けっこう大変でした。

やっと案内されると店内は割と広くてゆったりした配置で、7組分のテーブルがありました。巡り合わせで6人用のテーブルに2人で座ることになり、広々とした席で食べられたのは良かったです。メニューを見ると、基本的に桜えびを中心にしながらも、いくつかの組み合わせによっていろいろな用意がありました。

少し迷いましたが、徹底的に桜えびを食べようと、生桜えび、釜揚げの桜えび、桜えびのかき揚げ、桜えびの釜めしを組み合わせた桜えびセットを選びました。この店で提供している桜えび料理のすべてが入ったメニューです。メニューを見ていて気付いたのは、大半のメニューに桜えびの釜めしが含まれていることでした。釜めしは注文を受けてから炊き始めますからどうしても時間がかかります。

これが行列店になって待ち時間が長くなることの大きな理由のように思えました。生の桜えびと釜揚げの桜えびは割とすぐに出て来ました。生の桜えびを口にすると、これがおいしいの何の。柔らかい皮とほんのりした甘みが何ともいえません。温かい釜揚げ桜えびのおいしさもなかなかです。せっかく由比まで来たのですから生のほうが良いですが、釜揚げも捨てたものではありません。

生と釜揚げの桜えびを食べ終える頃にタイミング良く桜えびのかき揚げが提供されました。添えられた塩でと言われ、その通りに塩で食べましたが、これも大満足のおいしさです。さらに桜えびの釜めしは、桜えびがいっぱいに敷きつめられていて、見るからに食欲をそそります。やや硬めに炊かれたご飯も良い具合でした。

さまざまな調理法の桜えびが提供され、この日のお昼ご飯一食で一体どれだけの数の桜えびを食べたのかという感じになりました。東京から3時間近い時間をかけ、さらに45分も待った甲斐があったというものです。3250円×2=6500円+消費税650円で7150円でした。

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