松下宏の食べ歩き/戸田・初体験の高足ガニの大迫力に満足&満腹

高足ガニを食べるべく、青木英夫先輩と一緒に東京から信号を3つ越えた先の戸田にある光徳丸の「かにや戸田本店」へ。埼玉県の戸田市ではなく、静岡県沼津市の戸田(へだ)です。錦糸町から首都高に乗ると、東名、新東名、伊豆縦貫道と走り、修善寺IC出口にあるのが最初の信号、次にもうひとつの信号があり、そして戸田峠を超えて西伊豆側に山を下ると、戸田港入り口に信号があります。

それを左折するとすぐに光徳丸の「かにや戸田本店」があります。172㎞の距離があり、2時間半ほどかかりますが、本当に東京から信号3つで戸田なのです。

青木さんとは、先にバンコクに行く前から、バンコクの後は高足ガニという話をしていました。駿河湾などでしか獲れない種類の蟹だそうで、青木さんは過去に3回も食べているとのことでしたが、私は食べたことがないため、一緒に食べに行くことにしたのです。

青木さんが高足ガニだけを予約し、セットにすると余分なものも含まれるので、高足ガニ以外の料理は現地で注文することにして向かいました。店に着くとレストランは2階にあり、1階には売店のほか、生け簀の中で高足ガニが活かされています。活かしておくこと自体が相当に難しい蟹なのだそうで、期待は高まるばかりです。

事前に注文しておいた高足ガニは2万円のもので、テーブルに着いて注文したのは刺身盛り合わせ、海鮮サラダ、高足ガニの焼売、蒸し牡蠣、茶碗蒸し、蟹汁です。いろいろと食べたいものを注文したのですが、これはやや失敗で注文のしすぎでした。というのも高足ガニがとてつもないボリュームで提供されたからです。

写真ではサイズ感が分かりにくいかも知れませんが、とても大きな蟹です。ほかの料理は食べきれないくらいでお腹いっぱいになりました。高足ガニの足の部分は殻に切れ目が入れてあるので比較的簡単に身を取り出すことができます。胴体部分も切れ目が入っていますが、こちらは蟹スプーンを使って身をほじります。

多少の塩気があるのでそのままでも食べられますが、好みに応じて蟹味噌やポン酢をつけて食べたら良いとのことでした。いろいろな食べ方を楽しみましたが、蟹味噌をつけて食べるのがおいしいと思いました。いずれにしても高足ガニのボリュームは相当なものでした。味については毛蟹や香箱蟹(雌のズワイガニ)などのほうが勝っていると思いますが、見た目の迫力に関しては断然高足ガニです。

初めて食べる好奇心と合わせて大満足できました。いろいろな料理を注文しすぎたこともあって、前述のメニューに青木さんの日本酒1合を加えた合計は3万690円になりました。往復の高速代、燃料代などを考えるとトータルで4万円くらいを割り勘にしました。

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