松下宏の食べ歩き/白焼きがおいしかった佐野の「鰻 うおとよ」
現役時代に一緒に動くことが多かった岡島裕二さんを誘って佐野へ。実はこの日は伊東か小田原方面を目指そうかと思っていたのに、東名工事の影響で渋滞がひどいようなので方向を変えました。それも最初は房総や三浦半島などを考えたのですが、火曜日定休の店が多く、結局、佐野の「鰻 うおとよ」に行くことになりました。
佐野厄除け大師からも近い住宅地に立地する「うおとよ」は、割と立派な構えの店ながら、何でここにあるの? というくらいの場所にありました。うなぎ屋さんながら、メニューは非常に豊富でした。
うなぎ系だけでも、うな重のほか、うな重に白焼きが付いた生粋と呼ぶメニュー、かくれんぽと呼ぶ二段重ねのメニュー、地焼きうなどのひつまぶし、錦糸玉子を乗せてしっかり蒸しを加えたうなせいろと、実にいろいろあるだけでなく、ほかになまずの天ぷらや鯉こくなどの川魚系の料理、さらに海老フライや牡蠣フライまでありました。
注文したのはうな重+白焼き生粋です。うなぎの大きさによって3段階ありましたが、そのうち中間のものを選びました。注文すると先にお盆にお新香、茄子のお浸しの小鉢、デザートの梨が提供されました。デザートまで先に出すのは何かなぁと思いながら、茄子のお浸しを食べながら待っていました。
注文してから割き始めると見えて30分ほどかかっての提供です。今度は白焼きとうな重が同時に提供されました。どうせなら先に白焼きで後からうな重のほうが良かったですが、同時に提供されたので交互に味わう食べ方が可能になりました。
白焼きは山葵醤油で食べるのですが、女将さんが『塩も良いですよ』と塩の小瓶を置いていきました。私は塩は使わずに山葵醤油だけでしたが、岡島さんは塩も少し試していました。この白焼きがとても良くて、ふっくらしていて厚みがあり、食べ応えがありました。大満足のおいしい白焼きでした。それに比べるとうな重の蒲焼は平均レベルです。
焦げ目も目立って焼き方のていねいさもそれなりです。タレの味は地方のうなぎ屋さんの割には濃すぎることもなく、中庸の味で食べやすいものでした。肝吸いも同様に中庸の味付けでした。生粋は白焼きとうな重のセットが1万700円です。ローカルのうなぎ屋さんとしてはやや高めの印象ですが、白焼きを中心に満足度の高いメニューでした。
肝焼きなどのメニューはなく、酒なども飲まなかったので、単純計算で2人で2万1400円でした。
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先週、浜松で鰻を食べました!白焼きも食べました。本場は違うと思いました。浜松基地航空祭とセットで考えました。兄の展示飛行も見れて充実した浜松旅行&鰻でした。また、行きたいですね。