現行プリウス、死亡事故はわずか1例のみ! また軽自動車にはEDR付いてないと判明(13日)
いやいや知りませんでした~! ある取材の際、EDR(イベントデーターレコーダ)の話になった。EDRとはエアバッグが開く事故を起こした場合、直前の速度やアクセル開度、ブレーキの有無、衝撃Gなどを記録している装置。飛行機事故のフライトレコーダと同じく、こいつの記録を解析してやれば大雑把な事故の状況をイメージできます。素晴らしい機能だと思う。
しかし! 軽自動車にゃ付いてない車種もあるそうな! 全然知りませんでした! 考えてみたらEDRはアメリカの訴訟対策用に導入されたシステムだ。事故でエアバッグが開かなかった、と言われた場合、果たして本当にシステムのエラーなのか、それとも衝撃G小さくエアバッグ開かなくて問題無かったかの証拠を残すためのものです。アメリカって何でも訴訟を起こされる。
されど軽自動車は日本だけで、そんな訴訟起こされない。皆さん従順。だから日本でしか売らない軽自動車にEDRを付けなかったんだろう。したがって軽自動車の事故でドライバーと被害者。またはドライバーと自動車メーカーのトラブルになった時も、軽自動車だと証拠残らない。こら問題だ! 軽自動車ユーザーは事故で不利にならないよう、ドライブレコイーダー装着を!
また、最近トヨタ車の中にはEDRにレーシングカーのような多数のデータを残すようにしているという。事故時、データを解析すれば、速度、姿勢、ブレーキやハンドル操作の量、前後左右のGなど元に、車両がどういった挙動だったのか解るという。ちなみに現行プリウスや新型クラウン、新型カローラスポーツなど搭載しているそうな(今後基本的に全車対応)。
事故解析や、安全性改善に素晴らしい効力を発揮することだろう。その取材の過程で判明したのだけれど、新型プリウスの死亡事故、日本では1例しかないのだという。30万台程度売れていることを考えれば驚くほどの安全率です。最近のクルマ、本当に安全になったと思う。安全デバイスがフルに付いているクルマなら、事故も起こしにくいし、最悪の状況になっても心強い。
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