瓶内熟成

ウイスキーは瓶で保管しておいて熟成するか、というのは酒好きの間じゃしばしば論議になる。熟成する、という人も居れば「瓶に移した状態のママだ」という人も居る。私の部屋に1990年に買ったバランタインの30年があるので、都合52年モノということになります。まぁ死ぬまでにゃ飲もうと思ってますけど。

もう1本。玄関に1991年に入手した業務用のBELL,Sがある。4,5リッター入り。イギリスのパブに行くと逆さになっておいてあるヤツです。まぁ700mlで1000円少々の安酒だ。普通に飲んだらウイスキーの味を楽しむ水割りだと厳しい(ウイスキーは水と半々。氷を入れないのが正しい飲み方。スコットランドで聞きました)。

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大きさが解りにくいですね

久々に見たらずいぶん減ってます。上のラベルの下まで無いので(最初は上の膨らみの中間くらいだった)、下を見て500ccは消えている。アルコール飛んだか? 濁りなど無し。安酒なので確認してみることにした。果たして安酒の21年瓶熟成はいかに? もちろんウイスキーと水の半々割りで飲んでみた。

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こんなサイズです

するとどうよ! おいちい! 水割り上等! なんだかカドが取れた味になっている。私は瓶内熟成アリ! と確信した。しかもアルコール、飛んでない。キッチリ酔っ払いましたから。どんな成分が抜けて行ったのだろうか。こらもう普通のBELL,Sを買ってきて飲み比べしてみなくちゃ!

でも1000円のウイスキーを20年寝かしても、2500円のウイスキーに勝てるかどうか微妙。寝かしておくスペースを考えたらトットと2500円のウイスキーを買った方がいいワな。ただ52年モノのバランタイン30年はどんな味になっているのか知りたい。こいつを開けようという気になる日は来るか?

今日は朝から仕事。途中、カレイ釣れないに行こうかと思ったけれど、昼前に強い南風が吹き出したので断念す。そしたらフジTVからニュースのコメントの依頼。テーマは本日のTOPで書いた補助金でございます。夜はうなぎ屋修行。このところ昼の部は何とかなっているものの、夜が伸び悩む。

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4 Responses to “瓶内熟成”

  1. ケン より:

    私が以前読んだ、銀座の有名なバーテンさんの本では酒は樽から出して瓶詰めしたら熟成は終わりなんて書いてありました。
    理由は樽は外と呼吸が出来るけど・・・なんて書いてあった気が・・・
    でも、そのウィスキーはまろやかになっているんですよね?
    物事には必ず理由があると思っていますから、何がそうさせたのかは大変興味があります。
    老舗のお蕎麦屋さんは作ったそばつゆを半年くらい寝かせてから使うと聞きました。それも同じ理由なのか?
    バランタイン30年をいつ飲むかって考えるのは楽しそうですね。そういうのは人生のうれしい節目に飲むでしょうけど、そういった日が国沢さんに早く訪れるといいですね。

  2. applefanjp より:

    いいなあ、美味しそうですね。師匠。
    自分はお酒は飲めなくなったので
    羨ましいです。
    記念日ですか・・・。
    やはり、お孫さん誕生か!?
    おじいちゃん!
    ちと気が早い外野です。笑

  3. すえっこ より:

    こんにちは。
    いつも、ベストカーと共に楽しく読ませてもらってます。
    バランタイン30年、知り合いのバーが閉店するときに、
    2杯ほどただで飲ませてもらいました。ショット5千円位のメニューでした。(20年前ぐらい)すごく口当たりがよい印象でした。
    完全閉鎖空間のなかでの、生物循環?実験とかあるので、僕はきっと瓶の中でも少しずつ熟成して気がします。

  4. RB26 より:

    うちに瓶内熟成65年以上の焼酎(アルコールが50度以上なので税法上スピリッツですが)が有りますがキッチリと熟成してます。還元熟成なる言い方があっているかは分かりませんが、しっかりとオリが有り味もトロ味が有って美味しいです。

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