私のミライは?(20日)
タイトルの続きを書くと「ありません」になっちゃう? だってミライというと何年先のイメージだろうか? 10年後は未来と言わない。未来永劫と言葉を見ると、未来の次は永劫(永久や永遠と並ぶ)なのだった。また「近未来」といえば、やっぱし10年以上先を示す。
そんなこんなで、下を見て20年先だろう。20年後、私はクルマに乗っているとは思えないので「ありません」なのでございます。閑話休題(そんなことはどうでもよい、という意味)。燃料電池車ミライである。自分の所有になった途端「こらアカン!」と思った。あまりに凄過ぎるのだ。
普通に乗り、個人の楽しみだけで終わってしまったら、エゴだと思う。スンゴイ美人を家の中に隠しておいたり、頭脳明晰な子供を自分の仕事のためだけに手元に置いておくようなもの。また、実用性のチェックや紹介はベストカーやカートップがしっかりやっていくことだろう。
ということで私は私流(これは多少オタンコに、という意味を含むのが悲しい)にミライを皆さんに紹介したいと考えている。クルマの楽しさの大きなファクターって「走り」だと私は思う。そもそも燃料電池という技術だって未来に「走る」という楽しさを残すために作られたのだった。
ありゃま!
上の写真は納車2日後でございます。今までナイショにしていた理由と言えば、バラバラになっている姿を見せたくなかったから。ご存知の通りミライはオーダーしても納期かかる。ライバルメーカーとしちゃ1日でも早く購入し、試乗し、バラバラに分解して分析してみたいことだろう。
こりゃま!
普通のクルマなら様々なルートで入手可能。しかしミライについちゃ無理。ということでバラバラになっている姿を見たいというメーカーや部品メーカーだって少なくないと思う。興味深いことに、トヨタからは「見せないでね」と言われていない。でも見せない。こらもう紳士協定のようなもの。
バラしてみたら、まぁ凝っているの何の! 十分な衝突安全性を確保するための構造や、フロアを高くした結果、キャビンだけでなくボンネットまでデザイン的な工夫もしていることが分かる。なんで今日書いているかといえば、もはや組み立ててしまったからだ。
自分でもオタンコな奴だとあきれる。永田にまで「普通に考えたらアタマおかしいです」。私だってもったいないと思うよ。ヨメさんは怒るのを通り越し、あきれるばかり。でもガイシャ買って「モータージャーナリストだ。カッコいいでしょ!」とやるより性に合う。どんなクルマになったのかは近々。
いろんなクルマ好きがいていい。私は新しい技術が好きです! 新しいことをやってみたいのだ。坂本龍馬のように命を賭すレベルじゃないけれど「例え我が家が金欠になるときも夢をみながら倒れたい」です。「ミライ」という素敵なネーミングを付けた人に乾杯! ミライを生んだ人たちにも乾杯!
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