週末のラリー、参戦断念の危機を乗り越えました〜(21日)
週末は戦場にかける橋で有名なカンチャナブリというところでWRX S4のデビュー戦なのだけれど、出られない可能性ありました。フネは順調に航海し、6月10日には「ラッカバン」(バンコク市内)までコンテナも運ばれたものの、当局が「カルネを認めない」と言い始め、通関出来なかったのでございます。どう考えてもおかしい。今まで「レムチャバン」にある税関は問題なく通関してくれてました。
というか本来なら何の問題もないハズ。いろいろ調べてみたら、少し状況がわかってきました。実はラッカバンの税関、レースや展示会など様々なイベントでタイに持ち込まれる日本車の通関場所になっている。中には怪しいクルマもあるらしい。そらそうです。カルネで持ち込めるクルマは、基本的にナンバープレートが付いており、車検生きてないとダメ。レースで使う車両など税関の判断になる。
ちなみにカルネで輸出する際は、陸運事務所でナンバー付きの車両に限って交付される『登録証書』(一時持ち出し用の証書)という証明を添付しなければならない。ナンバー無し車両を持ち込むとなると、本来なら一時的な関税を掛けられ、レーシングカーやチューニングカーだとスンゴイ金額になる。となればウオゴコロとミズゴコロという状況が生じても不思議じゃありませんワな。。
税関にとっちゃ魅力的な案件であると同時に、日本側も便利。そんなこんなで専門の通関ギョウシャがいるというウワサもあるようだ。という状況の中、真正面から普通に通関されようものなら「なんだよ」になる。聞けば6月10日から先週の木曜日(16日)まで、ノラクラと対応されていたという。ケツカッチンになってコチラが焦れば、ウオゴコロとミズゴコロの関係になれるかもしれないという読みか?
一方、私ら他の人達と違いタイで利益を上げるワケじゃない。むしろお金を使うだけ。そもそも王様のイベントに出るのに(タイ国内戦は女王様の冠が掛かる)、そりゃないでしょうというスタンスである。相変わらず正面から通関を申請していたら、先週の金曜日になり「とにかく認めない! 持って帰ってくれ」と言われてしまった。かくなる上は、できる限りの対応策を打たねばなりません。
タイの知人に片っ端から「困っている」と連絡。タイのJAFにあたる『RAAT』(王室モータースポーツ協会)の推薦状を月曜日出して貰う算段を取ったり、日本のカルネの協会に問い合わせたりと、できる限りの手を打った。するとどうよ! 突如20日の月曜日に「通関させる」という連絡が 入った。RAATやカルネ協会から依頼の前の時間です。奔走していた通関業者もびっくり!
どうやら金曜日にお願いした誰かが、税関に連絡してくれたんだろう。こちらは正しい手続きをしているし、今までも何ら問題なかった。とにかく火曜日の夕方に通関許可が出て、やっと出場可能になった次第。もし正面から通関出来なかったら、今回は諦めて持って帰り正式なルートで照会しようと考えてました。タイはそんな国じゃないと信じたいですから。いずれにしろよかった。
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