釣りたい
昨晩、急ぎの仕事が終わったので、久々の海。出来れば美味しいサカナにありつければと、赤潮でマダラになっている東京湾奥を脱出し観音崎を目指す。夢の島マリーナから観音崎までおおよそ1時間15分。25マイル/46km。走水沖でナニが釣れるのか全く分からないまま、タイを釣る仕掛けとエサを投入。
左は流れに任せて糸を伸ばすフカセ釣り
すると掛かってくるのは43分の1ミニカーサイズのカサゴだのメバル。デガい針なのによくぞ食ってくるモンだと関心しきり。釣ったら何でも食べるワタシながら、さすが小さすぎるのでリリース。4時間ほど粘ったも、またしても「釣り」ぢゃくなく「釣りたい」になってしまいました。でも揺られながら釣り糸垂らしてるだけで幸せ。
気になるのはプレジャーボートの航行マナー。走水沖は手漕ぎボートで釣りをしている人が多い。ワタシらこの海域を走るときは、なるべく沖合いを通る。でも大きい引き波を立てながら手漕ぎボートの直近を通る大型のフネがたまにいます。こういった場合の明確な規制のない海の上だけに、マナーを重視すべきだ。
このあと、手漕ぎボートは転覆の危険性あるくらい揺れた
ワタシのフネなら「釣りしてるド真ん中を通ることね〜だろ!」くらいの揺れで済むけれど、手漕ぎボートだと受ける方向によっちゃ相当厳しい。聞けば浸水することもあるという。どこの世界にもオタンコは居ます。「悪い状況に遭遇してしまった時のサバイバル能力を上げること」が乱世を生き延びるために必要かと。
巨大船に道を譲る。直後、巨大な引き波来襲
帰宅してニュースなど見ていたら「電力不足で海外に工場を移すぞ、というプレッシャーを掛けられ原発を再稼動させることになった」みたいな論調が多い。企業からすれば電力不足の対応は不可能じゃない。そもそも節電は経費削減にもなります。だからこそ東京は電力に余裕出た後も節電しっぱなし。
15%の電力不足は他社からの供給などで対応できるハズだったんじゃないのか? 企業の自家発電だって勘案されていないし。いずれにしろ関西広域連合は拙速な判断だったと思う。もはや歯止めは利かない。夏場だけの稼動なんてありえないでしょう。日本中の原発が再稼動を狙ってくる。
製造業が日本から逃げ出すのは終わりのない円高であり、自由度の少ない雇用環境であったりすることの方が大きい。そういった方に目を向けず説得されたりするんだから短絡的だ。広い視野を持っていない人が多いです。相当数の心ある日本人が無力感を味わっていることだろう。
大型のフネで手漕ぎボートの中を走る人と、原発を再稼動させようという人の精神構造は似ているんだと思う。
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前回も書かせていただきましたが、
この為替相場に対する無力感。
アダム・スミスの神の見えざる手
本当に神の見えざる手なのか。
見えるようにするのか、
見えている人々とどう渡り合って行くのか。
橋本さんがそういう人だったのか、どうして演技の出来る人なのか今後に期待(?)ですな。 関西の人も他地域の人から関西人ってと思われるのが一番悔しいでしょうからね。 彼も人の子だったか。頑張りまっしょい。