10月1日
5時に起きて羽田空港へ。6時35分発のANA沖縄行きB767は、ほぼ定時にゲートを離れエンジン始動。滑走路に向かうか、と思ったら「ひゅ~ん」。エンジン止めた。トラブルか? 機内放送あって「具合の悪い人が出たので一旦ゲートに戻ります」。具合悪かったのなら乗らなきゃいいのに。ゲートに付き、降りる人を見たら子供2人の4人家族。奥さんが具合悪そうだけれど、まぁ普通に歩いてる。荷物を見たら、ロールウェイバッグ一つ。どう見ても4人分の荷物じゃない。それじゃ機内に預けてある荷物を下ろすのかと思いきや、すぐ出発するという。荷物を預けてないと言うのだ。普通じゃありません。本当に病人ならいいけれど、これまでこういった方法で爆発物を仕掛けられたケースは多々ある。というか、1機落ちる度、様々な安全性を構築してきた。一応客室乗務員は荷物のチェックをしていたけれど、本来なら乗客に協力してもらい、全ての荷物をラゲッジから出すなどの対策をすべき。なのに飛んでしまいました。これで最後の飛行機になるかもしれない(爆発するなら離陸の遅れなどを見越して定刻の1時間半後くらい)、と思いながらも、悲しいかな原稿書き。途中、鹿児島上空で右側を見たら、巨大な雲のカタマリが。台風を飛行機から見たの、初めて。1万mの高度を取っている飛行機よるはるか上空まで雲! おそらく雲のトップは1万4千m以上あるだろう。旅客機じゃ超えられない。だからこそ通常のルートより北側を飛んでるんだろう。巨大なソフトクリームを横から見てるような感じ。イイもん見た。これで思い残すことはない、と思ってたら定刻より40分以上遅れて那覇空港着。そのまま取材であります。
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