Pinプリウス3

やはり様々な条件で試乗してみないといけませんね、と改めて思った。昨日、ECOカーアジアでプラグインプリウスの評価を書いたものの、今日は雨で酷寒。しかも3人で乗ったら、またまた新しい条件の出現と相成った次第。最初ヒーターだけ入れたのだけれど、曇る。仕方なくエアコンもオン。すると‥‥。

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外気温は3度

見る見るEV走行可能距離が減っていき、9,9kmで残り0kmになっちゃいました。この状態でフル充電すると、おおよそ3kWh+α(αは充電時に発生するロス)の電力を必要とします。金額にして73円くらいか? エンジン掛かった後もそのまま30、5kmまで走り続けたら、燃費19km/Lだって。

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普通のプリウスと変わらない?

それじゃ、ということで同じ日に同じ条件で(シートヒーターオン。エアコンオン。気温設定25度)充電しないまま走ってみた。そしたら17,9km/Lで少し悪くなったけれど、上の19km/Lはガソリン代以外に73円の電気代も含まれている。総合して考えると、電気で走らなかった方がトク。

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やはりハイブリッド車は寒いと燃費伸び悩む

寒い地域でプラグインプリウスを乗る人は、ヒーター付けると電気を使う意味が少なくとも経済面じゃ”ほぼ”無くなってしまうワケ。プラグインハイブリッド車が成功する条件に「温暖な地域であること」というのを付け加えないといけません。いや、暖かくても雨が多かったり多人数乗車するならエアコン使う。

そんなこんなで「普通のプリウスとの価格差は20万円以内」とECOカーアジアのプリウスのまとめレポートに書いたが「15万円以内」に訂正させて頂きたく。15万円ならたいていの使い方でペイ出来ると考える。リチウム電池のコストと性能が上がれば何とか実現できるか?

ECOカーアジアのレポート

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5 Responses to “Pinプリウス3”

  1. メタブラ より:

    面白いですね
    毎回の充電の手間を考えてしまうと・・・
    それなら寒い時期は走る前にガソリン以外の方法でエンジン事態を温めて置く事が出来れば
    燃費にも有利で最初から暖かい快適な車になる気がします。

  2. ゲイン より:

    バッサリ斬りますね(笑)寒冷地の場合、乗る前の有線充電状態の際に電気ヒーターで事前に暖められる快適性は加味できますし、夏もエアコンで快適には出来ますけど、電気代かかりますから経済的じゃないですね。
    普通のプリウスって寒冷地の短距離使用でしたら、結構燃費悪いので、それを補う意味でのプラグインかと思ってましたけど、暖房使わない我慢強い人限定って感じです。
    正直直接ガソリンを使いたくない人には、いいかもしれませんが、私は毎日プラグの抜き差しして、重い車を運転したい気持ちにはなれません。せめて深夜電力使えないと駄目なんじゃないでしょうか。

  3. かず より:

    ノーマルプリウスのEVモードが5倍になったよ仕様車…で売ると大丈夫かもしれません。
    っていうか、ノーマルプリウスの電池をリチウムイオンにするだけで良いのでは?

  4. ken より:

    私はプラグインプリウスの購入を考えています
    最初に乗ったプリウスの印象が異次元だったので
    会社まで往復7〜8キロくらいなので私には十分です
    かと言ってリーフは問題外です
    休みの日に釣りによく行きますが高速主体に100キロ
    超多分冬場は帰ってこれないでしょう
    ファーストカーではまずむりでセカンドカーに
    300万も出せません
    私は燃費や電費にそれほど固執しません
    あの独特の感覚が味わえそれでいて長距離が走れれば
    十分です
    パチンコが好きで一度に何万も負けることがしばしば
    ありどんなに燃費のいい車に乗っても一撃で
    撃沈ですね
    愚かです
    今後もいろいろなレポート楽しみにしています

  5. 興味深い考察ですね。勉強になります。
    ただエンジン水温という点で完全に同一条件での比較ではないのではないでしょうか?
    条件①EVモード9.9km+HVモード20.6km=30.5kmで燃費19km/lということは、使用したガソリンは1.6l。HVモードでの燃費は20.6km/1.6lで12.8km/l。価格にして10.54円/km。ちなみにデンピは9.9km/3kWh=3.3km/kWh。価格にして6円/km
    (カタログ上は23.4km/3kWh=8km/kWhくらいか)
    条件②終始HVモードで17.9km/l。価格にして7.5円/km
    エンジン始動始めは12.8km/lで、暖機終了後は17.9km/l。そのくらいのエンジン燃費違いはありそうです。
    コストでみると、
    最初のEVで6円/km。冷間始動HVで10.5円/km。その次の暖機後HVで7.5円/km。いずれにしてもEVモードが一番安くなることは間違いないですが、暖房使用時にはEV走行と暖機後HVでコスト的に大差ないことがわかりますね。
    ・・・、結局エンジン始動し始めは燃費極悪になってしまいますので、PHVの課題はチョイノリ用途をいかに電気だけでカバーできるようにするか、でしょうか。グレード毎にバッテリ搭載量を変えてユーザ毎に最適な量を選べるようになればいいんですけどね。

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