WRX S4の厳しい修行は続く。とはいえ光明が見えてきた。も少しだ!(29日)

今や日本で数少ない存在となってしまった4ドアのスポーツモデルであるWRX S4は、意外や意外! けっこう売れてるのである。実際、世界最高レベルの「衝突しない技術」を持つ、300馬力のエンジン積んだ4WDスポーツが350万円前後で買えてしまう。輸入車を考えれば圧倒的にリーズナブル。こういったクルマを見逃していない。日本のクルマ好きって慧眼だ。

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私もそう考えてラリー車にしようと思ったのだけれど、想像してた以上の苦行となっている。例えばグラベルラリーに備え本格的なアンダ-ガードを装着しようとしたら、あらま! 兄弟車だと言われているWRX STIとまったく違う! サブフレームの下に排気系がレイアウトされているのだった。普通にアンダーガードつけたら、大きな衝撃受けると排気系を潰してしまう。

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さすがの喜多見さんも苦しんでるかと思いきや、そういう人ぢゃないようだ。「難しいから楽しい」そうな。ここ、私とまったく違う。私の場合、1)簡単だろうと考えて気楽にスタート。2)あらら難しいではないの! 3)かといって引き返すのが悔しくなる。4)結果的にドロ沼にはまる。5)運や人に恵まれ何とか這い出す、というサイクル。S4は4)を抜け出せそうな状況か。

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普通のSTIにしておけばよかった、と思う反面、直噴ターボのCVT車がどのくらいのポテンシャルを持っているかという点も大いに気になるところ。折しも、新城ラリーの『0カー』はトヨタが開発中のスポーツCVTを載せていたらしい。S4のCVT、スポーツモードを選ぶとクロスレシオの8速になる。ミニサーキットで試すとイイ感じなのだった。ラリー向きだと考えてます。

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喜多見さん、S4の部品開発中

直近の流れを見るとラリーはトヨタの独壇場になっちゃう雰囲気。しかも人気ジワジワ上昇中だ。そらそうだ。ラリー車なら街乗りにも使える、ロールバー付けないラリー車っぽい雰囲気もカッコよい。ヨーロッパのホットハッチは、基本的にラリー車のベース用の車両として考えられている。このままだと全ての点でトヨタの独走になっちゃういそうな感じです。

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