XC60をネオチューンしたら大化けしました! こいつぁ素晴らしい!(23日)
大いに気に入ってるボルボXC60ながら、唯一「普通ですね」なのが乗り心地。19インチの235という激しく重いタイヤを履いているためか、時としてゴツゴツします。このクラスのSUV、ベンツもBMWもアウディもゴツゴツするので、XC60だけ悪いということじゃないけれど、乗り心地フェチの私としちゃ厳しい。夏タイヤに履き替えるタイミングでネオチューンしました~。
まず驚いたのがXC60の足回り! すんごく凝ってる! フロントのWウィッシュボーンは全てアルミ。取り付け部分もブ厚いアルミの鋳物だ! スプリングはスラスト(縮むと横向きのチカラを出す。そいつがダンパーを横から押すことになり動きが渋くなる)出ないようセット。リアもアーム類は全て強度をタップリ取ってあるアルミ。どんだけコスト掛けてるのかね、と思うほど。
何よりたくさんのクルマの足回りを見てきた喜多見さんが「景気の良いメーカーって凄い」とウナッてます! なのになんで乗り心地についちゃ普通なんでしょう。もしかしたらチェコ製のダンパーかもしれません。ただこれまた驚くほど太くてオイル容量多い。スペックとしちゃ申し分ないそうな。幸い前後共に複筒式。というワケでダンパーをネオチューンします。
ちなみに私の好みは「ネコの足」。通常はソフト。それでいながらハンドル切ったらキッチリ車体の挙動を抑えてくれるような感じですね。ネオチューン、こういった味に仕上がるから素晴らしい。といっても普通のクルマにネオチューンするの、アウトランダーPHEV以来。果たしてどんな仕上がりになるか? 施行直後から車体の動きが変わるものの、タイヤのゴツゴツ感残ってる。
50kmくらい走ると「あらら?」。80km過ぎたあたりから、さらに滑らかになっていく! いすみ市のサンコーワークスから袖ケ浦サーキットに立ち寄り、首都高の高井戸を降りたあたりで狙った乗り味になった。重いタイヤ履いている感じが全くなくなり、挙動もしなやか。ハンドル握っていて楽しい楽しい! 50km走った時点で大笑いしていたが、100kmくらいから感動し始める。
コーナーでのスタビリティだって一段とよくなった。面白いくらい曲がる! 凝った足回りを使った価値がハッキリ出ている感じ。XC60の開発担当者はこういった乗り味を実現したかったのかもしれません。新型XC60に乗っている人はもちろん、XC90から始まる新世代ボルボのオーナーなら国沢にダマされたと思って試してみて欲しい! 最高にゴキゲン&上質なクルマになります。
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