三菱自動車、益子社長の即時退任が最良の選択かと
9月10日(土曜日)に日産と三菱グループ三者は、10年間三菱自動車の株式を51%以上持ち続けるというコメントを出した。これ、三菱自動車にとって大変良いニュースのハズである。10年間の猶予を貰ったということですから。だからこそ9日の東京市場が閉まってからニュースになるタイミングを選んだんだと思う。ちなみに9日時点での株価は497円。
週明けに株価ど~んと上がるかと思いきや、全く反応せず! そればかりか11日の終値495円と下がってしまった。12日に499円まで付けたものの、そのまんまジリジリ落ち続け、16日の金曜日に463円まで落ちてしまう。徹底的に人気無し! 10年間破綻させない、という強い意欲の表れを株式市場は全く評価しなかったということである。嫌われたモンだ。
確かに9月15日に公表された、さらなる三菱自動車の燃費不正を巡る状況は、徹底的に悪質である。不正発覚を受け、再テストした結果の中で最も良い数字を採用するという不正したのだから。もはやデタラメと言って良い。本来なら益子社長が直ちに退任してもおかしくない事態。なのに益子社長、そういった気持ちは持っていないように思う。
一番怒らなくちゃならないのは三菱自動車の社員だろうけど、組合を含め何の意思も示さない。広報や宣伝だって黙っているのみ。ここまで来たら抜本的な改革が‥‥というか、全てをゼロに戻すくらい徹底したリニュアルをしなければならない。豊洲市場を巡る東京都庁より酷いと思う。でも三菱自動車全体が悪いとは思っていないです。やはり益子さん体制の問題かと。
黙っていなければ生き残れない、という企業風土を作ったのは益子社長だと思えるからだ。だからこそ益子社長が残っている限り、三菱自動車はナニも変えられないし、変わることなど出来ないのだった。本来ならショートリリーフであっても相川さんを残すべきだったろう。とは言え「もはやこれまで」だと考える。益子さんが残っている限り、イメージアップなど無理。
逆に日産の意向などで益子さんの影響力がゼロになれば、三菱自動車の復活は難しくないだろう。いや、益子さん派でも仕事出来る人は少なくない。現在タイ三菱自動車の社長など、三菱商事から来た人なのにカーガイだし夢も持っている。ガラポンして人物本位の人事さえ出来たら、必ず復活すると思う。となれば金曜日終値469円の三菱自動車は狙いか?
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