警察の記者クラブの皆さんは何で「EDRではどうなってるのか?」と聞かない?

下のリンクの記事を読むと「まぁコレが大手メディアの実体ですね」と悲しくなります。普通、記者さん達は「事故現場を自分の足で取材しろ」と言われる。とりあえず誰かに聞いてみたんだろう。すると「ブレーキを掛けたような音も聞こえなかった」。もしかしてTVドラマや映画でクルマがブレーキ掛けた時のように「キキー」という音がすると思っいるのだろうか?

「ブレーキ痕も無い」からブレーキ踏んでない?

交通警察にも取材したということを主張したいのだろう。曰く「ブレーキ痕は無かった」。ABSが標準装備になって何年経つと思っているのだろうか? 昨今の事故、発生するときはイキナリ「ガシャン!」という衝突音であり、よほどのダメなクルマか、グリップの良いタイヤじゃない限りブレーキ痕など残らない。転がり抵抗の少ないECOタイヤ、タイヤ減らないですから。

もっと言えばブレーキ掛けていたなら100km/h出ていたって40mくらいで止まれるため、ワケワカラン話を聞く必要も無かろう。つまりクルマのブレーキなど知らない人や、急ブレーキを見たことも無い人が、ブレーキについてアレコレ書いているだけ。こういった記事を見ると素直な人達は信じてしまう。いずれにしろ警察に対し「EDRではどうなっていたのか?」と聞くべきだ。

本日、石神井公園のカレー屋さんでお昼を食べていたら、隣の席に座っていた上司と部下と思われる2人連れが池袋の事故の件を話題にしていた。その中で気になったのは「またプリウスみたいですよ」という下り。やはり多くのメディアがタイトルに使った「アクセルが戻らなかった」に注目しているのである。プリウスの事故、車両に問題無かったという後追い記事、ほとんどありません。

 

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