格安部品
『モノタロウ』という通信販売業者のプレスリリースを見て驚いた! なんせ前輪用のブレーキパッドを左右セット(4枚)で930円から販売するという。軽自動車用の大半が1100円前後なのだ。こういった補修部品を扱う修理屋さんは作業の工賃で成り立っているため、パッドが安くても収益に影響無い。
果たして性能はいかに? テストしていないため不明ながら、当然の如く一定水準以上の品質をクリアしていると思う。アジア地域から入ってくる安価なタイヤと同じく、平均走行速度の低い日本の使用環境ならこれといった問題はないのだろう。むしろ気軽に交換できる等、総合的な安全性を考えれば好ましいかもしれません。
ただ「安くても問題ない」という流れが一般的になると困ったもの。例えば安全性に直結するスタッドレス
タイヤ。現時点ではメーカーによる格差が非常に大きい。自己満足度の積み上げの評価(いわゆるCSI)で1位になっても、性能とは全くリンクしていないのだ。しかもタイヤメーカーは手前味噌のデータしか出さない。
本来ならマスコミが評価すべきだろうけれど、体
力&気力とも右肩下がりになってしまっており、あまり期待できず。今やスタッドレスタイヤの一斉評価を行っている雑誌は一つもありません。こういったこと
も「どれを買っても同じ」というユーザーの意識になってしまうんだと思う。結果的に性能の進化を阻害する事になる。
ちなみに私も年々チェックできるスタッドレスタイヤの種類が少なくなってきてしまった。昨年までの評価で言えば、推奨できるのはブリヂストン、ヨコハマ、ダ
ンロップ。それ以外は未テストか「アイスバーンで厳しいですね」のどちらか。スタッドレスタイヤだけは安全に直結するのでケチらないで欲しい。
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秋田に住んでますが、輸入物のスタッドレスを履く人が増えています。曰く「4WDだと輸入でも大丈夫」とのことですが…。数年使って夏タイヤとして履き潰しということなのでしょう。
自分はブリヂストンを選んでます。理由は経年劣化の少なさから。
このような不況では、いつ履き替えできるか判りませんので、安全マージンを多めにとってます。