パリサロンの最後
スズキは新しいビターラが目玉。今やスズキの存在感ヒジョウに薄くなっており、見る人もまばら。ヨーロッパのユーザーからすれば、夢を感じないメーカーは安くなくちゃダメなのだ。寂しいことだけれど、スズキも価格で勝負しなくちゃならない方向です。展示も見るからにコスト掛けてない。
ということをスズキだって解っているんだろう。セレリオなる、おそらくインドで生産するクルマをヨーロッパに持ってきて安く売るようだ。見るからに安っぽいが(韓国車より圧倒的に質感低く、安グルマで知られるダチアより厳しい)、安ければそれなりの需要あるということか。
トヨタは『C-HR』というCセグメントのハイブリッドSUVのコンセプトカーを展示していた。市販車と全く違うスタイルだろうから、純粋に「好き」か「嫌い」か「どうでもいい」だと思う。メーカーとしちゃ「どうでもいい」が一番厳しい反応だと思います。読者諸兄はいかに?
今や1リッター3気筒ターボエンジンは、日本勢を除く大半のメーカーがコンパクトカーの主力にしている。オペルもパリサロンで新型コルサ用の3気筒を出してきました。何で日本勢が3気筒ターボをやらないかと言えば、直噴化しないと燃費良くならないからだ。この分野でも遅れを取ってます。
BMWのブースに新型R1200Rがさりげなく展示されてました。今まで売りにしていた妙なフロントサス(リンク多くてフリクション大きかった)を、オーソドックスなテレスコピックにしていた。しかもカッコ良い! 上がりのバイクはこいつにしようかしら。いや、スーパーカブですね。
R1200Rも水冷に
BMWと言えば2シリーズってナンかに似てると思っていたのだけれど、フィットだった。全体のフォルムがソックリ。ただ室内スペースの使い方はセンタータンクのフィットに届いていない。価格とブランドイメージのナランス良いため、けっこうなヒット作になるかもしれません。
フィットと似てる
以上、パリサロンのレポート終了です。
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