悪魔の囁き?

クルマへの関心が薄れつつある人でも、乗り物に対する興味は失っていないと思う。そんな人のため、悪魔の囁きなど行ってみたい。まずイチオシとしたいの、バイクです。先日ホンダから『PCX』という125ccの新しいスクーターが出た。29万9950円なり。何とアイドルストップ付き。

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なかなかカッコ良い! 自動車税は年額1600円。通勤などで使った時の燃費、およそ30km/Lくらいかと。リッター10km/Lのクルマで通勤しているなら、ガソリン代は1万km毎に13万円。それが8万7千円も安い4万3千円になる。4万km走ったら、ガソリン代の差額34万8千円。

雨の日&寒い日だけクルマを使えばいいでしょう。渋滞に巻き込まれず、何より楽しいと思う。片道20kmくらいまで通勤なら、肉体的な疲れだって少ない。もちろん50ccバイクという手もあるだろうが、それじゃ乗り物好きの沽券に関わる。何より趣味性という点で辛いかと。

通勤距離が10km以内であれば自転車を強くすすめたい。私自身、自転車で片道7,5kmを通い始めたけれど、予想外に快適! それほど気合い入れないで所要時間20分。ドアtoドアだと、どんな交通機関より早い。何よりお腹がたるんだオヤジにとってみるとダイエット効果大。

自転車通勤を続けたいなら、思い切って良い自転車を買うこと。安い自転車だと乗っていて楽しくない。疲れるし。良い自転車は楽しいです。私が今乗っている自転車はアルミフレームで、レーシングカーのような剛性感のある乗り心地だったりする。硬いけれどしなやかなのだ。

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この下の『F7』(7万9800円)でもイケます

例えばBSのスペシャルブランドであるアンカーの『F9』は700Cというロードと同じ細いタイヤを履いており(というかハンドル以外、ロードバイクです)、通勤用としちゃ最高峰でしょう! フロントフォークもカーボンだし。これで10万5800円。片道200円の移動コストなら、250日でモトが取れる。

バイクや自転車に乗りながら、改めてクルマを考えたらいい。いろんな答えがあるだろうが、きっとクルマを違う方向から見られようになると思います。

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9 Responses to “悪魔の囁き?”

  1. しろとら より:

    PCXなかなか良い出来ですね。タイ製とか関係なく。
    できれば、本田には電動アシスト市場に再参入してほしいです。動力部分だけでもよいので。
    ステップコンポの動力部分を見るにつけ、技術は有るのにそのままにしているのは、もったいないです。

  2. イニシャルN子. より:

    ついひと月前まで10輪生活を送っていました。
    1300ccの某S社のSフト+250ccネイキッド・バイク+110ccの水冷4サイクルのスクーター+GIANTのクロスバイク。
    燃費は長距離走行時のケースで4輪が19〜23km/L,250ccのスポーツバイクが30km/L前後、110ccのスクーターが45〜51km/Lでした。自転車の燃費は測ったことがないのですが_。
    TPOに合わせて、或いは季節に気分に合わせてとっかえひっかえ乗りましたが、どれも距離が伸びなくなりました。
    でもってコンパクト・カーを手放すことに。荷物があったり超長距離のドライブにはやはりクルマでないとという思いはあったのですが、レンタカーという選択肢もあるのだしと踏ん切りをつけました。
    年に数回のロングドライブであるなら、自動車税や任意保険料、車検代を均等割したら同じことかなとの計算も働きました。
    125ccのスクーターですと一般道しか走れませんが、その分気軽に乗れるのでいいですね。
    自分のスクーター、110ですがボディは大柄なんです。半年ほど前にタクシーの誘引事故ですっ転んだのですが、大きな車体だったので大ケガにならずに済みました。
    もしも小柄な車体のスクーターだったら、スリキズや打撲だけでは済まなかったかも、そんな実体験もしました。もちろん事故に遭わないことがイチバンですが_。
    これからの季節、バイクやスクーターに乗るのが楽しみです。

  3. 阪神ファン より:

    スクータいいですねぇ・・・。通勤でスクーター使ってますが確かに渋滞を気にしなくていいので非常に楽です。燃費は約35リットル/kmです。ただし、免許の都合で50ccだし、12年落ちスクーターですけど・・・。それでも、まぁ通勤と割り切って、ほぼ毎日満足して使っています。

  4. KITON より:

    バイクはいいですね。
    でも最近も本屋さんに立ち寄ったら、駐車違反のキップを切られました、9000円です。
    「え?!」と言ったら婦警さん、「公園のトイレに駆け込んだ人にもキップを切った」と、自慢していました。
    その時に思いました、「これからは電動アシスト自転車だな」と。
    都内はチョト乗りでも難しくなりました。
    これでは都内ではバイクも売れませんね。

  5. 阪神ファン より:

    スクーター、50ccより排気量が大きいほうが燃費がいいのですね。愛車50ccで35km/リットル程度なので、100cくらいで1.5倍も違うとは・・・。やはり50ccでは無理があるということですね。
    プリウスが1500ccから1800ccへ排気量UPした理由は、こういうことなんですね。スクーターの50ccと100ccクラスは余裕が違いそうな気はしていましたが、4輪車の1500クラスになると1800も、そう大きく変わらないのでは?と素人考えでいましたが・・・。バランスが大事ということですね。

  6. 川崎の隠居 より:

    ブリヂストンの自転車もピンからキリまで有りますが アンカーブランドはきちんとしたスポーツバイクですね。
    ただ 700cというのはタイヤの径を表すもので 太さ細さとは無関係です。
    太さに関してはF9のタイヤは28ミリですから ロードバイクの23ミリに比べれば太い方です。クロスバイクとしては中庸といったところでしょう。バランスは良いと思います。フォークがカーボンなので手に来る振動はアルミフォークより緩和されていると思います。

  7. F-5 より:

    日本では自動車の保有コストが高すぎて、他の手段(タクシー、レンタカー、電車など)に対する経済的優位性が小さいような気がします。だからこそ、自動車に対するあこがれが消えるとスッと自動車離れが広がるのではないでしょうか?
    しかし一方で、オートバイは駐車場所の問題が深刻ですし、自転車もいつまでも今の様に野放しでは済まされないような気がします。
    気がつくといつの間にか「移動の自由」を失っていると言う事態にしないためにも、モータージャーナリストの皆さんには将来の個人の移動手段に関するビジョンをもっと語っていただきたいと思います。

  8. あお より:

    自動車評論家の方が自転車を薦めてくれるのは、良いと思います。
    どうしても免許取れる年齢過ぎると、チャリ乗りを小馬鹿に見てしまうところがありますから。
    かくいう私も10年前はそうでした。「なんで今さらチャリなんだよ、ビンボくせぇ」と。
    アメリカではオイルショックとヒッピームーブメントで脱クルマ社会を目指して、
    免許取得可能年齢になっても自転車に乗るというブームが起こったそうですが、
    環境対策を個人への強要や燃料高騰が再び起これば、アメリカ以上のブームになるかも?
    結局アメリカは、クルマ社会のまま現在に至りますが、今の日本はクルマに見向きもしない
    20代が多いから違った未来が来るかも?
    でも、そんな未来は、国沢さんは自動車評論家で飯が食えませんね・・・

  9. ケイイチ より:

    永らく世の主流が・・・ゆとり?緩み時代には、婦人用自転車(ママチャリ)だらけ・・怠けた乗車姿勢だらけでした。その頃、スポーツ型の自転車を愛用する私は肩身が狭かったものですが、性能的には便利そのものですから好きです。ロードレーサー流行も正しい選択だと思います。ただ、バイクブームの峠族みたいなもので、皆で揃って参加する道具とした見方に終始した広がりのパターンを踏襲している気がします。また、もともとマナーの悪い自転車が多かったですから、早い自転車が普通の自転車と衝突するケースの事故も増加が懸念されます。このまま趣味・・盛り上がり闇雲に参加者が増え・・正統派と自覚するマニアックな乗り手と、流動?参加の人間に温度差も深くなります。この機に成熟した楽しみ方を学んでほしい。やはり心配なのは日本的な他ブームの行く末の様にならなければよいのですが(正直な話・・私はクルマ側から見て、快速の自転車団に対するマナーがよく分かりません・・・かなり速いですし?。また取り上げて教えてくださいませんか)。単体でも高価な自転車だから、専用の車両保険?も生まれそう。

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