誰でもサーキットを楽しめる(4月25日)
早起きして筑波サーキットへ。今日は86/BRZのグリーンカップでございます。最近人気上昇中の「参加型モータースポーツ」というジャンル。ランセンス無し。車両ノーマルでOK。レーシングギアもヘルメットと長袖、長ズボン、グローブだけで良いという、文字通り「気軽に誰でも出られるモータースポーツ」である。
植草君はサーキット初めて
実際、ブリーフィングの際「筑波サーキットを走ったことがありますか?」という質問に対し、4分の3くらいの参会者が無いという返事。気軽にサーキットを走れるという点で素晴らしいと思う。なかでもトヨタは熱心。こういったイベントを行うことは、スポーツモデルを作るメーカーとして大切なフォローだと思います。
永田も全開したことなし。後ろは北森君
ただ全開全開フルアタックのレースだと危険。そこでグリーンカップの場合、1分18秒を切って走ったらその周回数はノーカウントという規則を取り入れた上、燃費と順位に係数を掛けている。つまり1分18秒で走り続ければ燃費が厳しくなり、勝つ権利を失う。1分22秒前後で燃費を稼ぎながら走るテクニックを必要とします。
筑波サーキットで言えば(サーキットによって違う)、コーナー4速。立ち上がりで6速にシフトし、8km/L程度の燃費というイメージ。こらもう上手なドライバーじゃないと無理。したがって勝とうとすれば速いドライバーを揃えれば良い。ただそれだと参加型モータースポーツになりません。プロとゴルフやるようなモンですから。
ということで私らは全員筑波サーキットは”ほぼ”初心者でチームを組んだ。クリッカーの小林編集長と、やはり一度も全開アタックしたことのない永田、そしてアクバスペックの北森君も30年前に一度ゆっくり走ったのみ。我がチームの植草君なんか、どこのサーキットも走ったことありません。
クリッカーの小林編集長
正しい参加型モータースポーツの姿だと思う。果たしてどうか? スタートの私は、3位で8,9km/LというTOPに絡める可能性のある順位で小林編集長にバトンタッチ。皆さんスタート前は緊張してます。そらそうだ。どんな競技であろうと、走る前の緊張は同じ。植草君などドキムネ状態である。
しかも燃費重視とはいえ、コーナーをそこそこ攻めないとタイム出ない。ノーマルタイヤ履く86だと、VSCの制御が入るくらいの速度域。公道じゃ味わえないコーナリングを存分に体験出来るワケ。自分の担当ラップを終えて降りてくるメンバーは皆さん「楽しかったぁ~!」。やはりクルマは走らせてナンボだ。
もちろん成績は下位に沈んだものの、楽しければこの手のイベントは大成功だと思う。86/BRZを持っている皆さん、友達を誘って出場してみたらいかがか? この程度のペースならタイヤもブレーキも減らないです。今年は十勝サーキットでも開催されるとのこと。機会あったらまた出場してみたい。
<おすすめ記事>