トヨタ、作れないのはクランクシャフトか?
トヨタ自動車は2月8日から2月14日まで、国内全ての自動車工場の操業を休止すると発表した。すでに2月1日より残業と、休日出勤を休止しているため、2月5日の定時退社から最短で10日間のライン停止ということになる。これだけ長い期間、国内全ての完成車ライン工場の操業を止めるのは、東日本大震災を除き異例。なぜこんな事態になったのか?
始まりは1月8日の深夜、愛知製鋼というトヨタ向けに特殊鋼を作っている工場で発生した爆発事故である。幸いケガ人など出さなかったものの、鉄を溶かす『炉』に決定的なダメージを受けてしまう。愛知製鋼によれば「生産再開は3月末になりそう」。鉄を溶かす炉は特殊な構造になっているからだ。<続きを読む>
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