タカタのエアバッグ、リコール対象は全販売モデル拡大か?

タカタのエアバッグ問題は想定していた中で最悪の状況になる可能性出てきた。米国時間2月4日、ホンダがリコールを発表したのだけれど、その中に2015年生産のモデルまで含まれていたからだ(2016年という数字も出ているが、生産は2015年)。つまり2014年に発覚したエアバッグのリコール騒ぎになって以降に生産されていたインフレーター(炸薬)まで暴発の可能性あるということになる。

もちろんアメリカで販売されたホンダ車だけに留まらないと考えていい。実際、2月5日になって日本で販売されたホンダ車のタカタ製インフレーター採用車のほぼ全てがリコールとなった。タカタのインフレーター、ホンダ車だけでは無い。早ければ明日にでも他のメーカーのリコールも出てくる可能性大。

改めて経過を紹介しておく。当初、暴発事故を起こしたエアバッグは「高温多湿の地域で使われていた場合、生産に不具合のあったインフレーターに限り内部に湿気が入り爆発の可能性ある」と公表された。したがってリコールは高温多湿地域で使われていた低年式車だけに限られた。ただ冷静になって考えればおかしいこと。積雪地の湿度たるやエアコンを常時使う高温多湿地域より高い。<続きを読む

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