水素社会は来ない?(12日)
衝撃「水素社会」は来ない、という記事が燃料電池嫌いの間で話題になっているそうな。どう思うか、と聞かれたので読んでみたら、まぁ今まで何度も言われてきたことです。というかあまり水素のことが解っていないように感じます。例えば「水素をタンクローリーでは運べない」とあり「常圧だと大型のタンクローローリーに3kgしか積めない。20気圧にしても60kg」とある。
たった20気圧で水素を運ぶことなどありえないでしょう。ダイビング用の簡易アルミタンクですら200気圧だ。水素の場合、スタンダードで350気圧。350気圧なら1050kgも積める。1050kgでミライが走れる距離はおよそ10万5000km。クラウン級のガソリン車ならガソリン1万リッター分です。「60kgしか積めない」と「1050kg積める」では全く状況が違ってくると思う。
また、水素は漏れるとある。1日3%漏れるという。この記事によれば14日間の船輸送で半分になるそうな。ちなみにミライの場合、水素タンクからの漏れはゼロと言って良い。そもそも水素は漏れないようなっている。だからこそ私のミライも密閉されたコンテナに積んで2ヶ月運べるのだった。もはやナニからナニまで「?」の連続。悪意なのか天然なのか‥‥
トヨタはドッシリ構えているので間違った記事であっても訴えたりしないと思うけれど、最近珍しいくらいの「スゴイね!」度っすね。この記事「その1」らしい。「その2」の記事でどんだけ飛ばしてくれるか大いに楽しみ。出来ればもう少し取材してから書いてくれると、少しは真剣に考えたくなります。水素社会が来るかどうか私も解らない。でも皆そんな愚か者じゃないです。
起きると快晴。窓の外に広がる大阪の海を見たら、別に悲しい色ぢゃありませんでした。意外にもプレジャーボートがほとんど海に出てない。オートメッセはプレス&特別入場枠のため午前中が音なし時間。私は昼まで原稿書きして午後から会場へ。本日は雪も無く天気良好。カートップのブースで何回かゲストにおいで頂きトークショー。日曜日までであります。
<おすすめ記事>