アルコール代謝

案外知られていないのがアルコールと代謝時間の関係。皆さん一晩寝れば疑問を持たず運転する傾向にある。こらもう大間違い。アルコールの代謝は時間で決まります。最もアブナイのが「たくさん飲んだ翌朝」だ。果たして人間のアルコール代謝ってどのくらいなのだろうか? 以下覚えておいて欲しい。

医学書を見ると、体重60〜70kgで1時間あたり7gとある。一般的にビール大瓶や日本酒一合、ウイスキーのダブル(60cc)を「一単位」と呼ぶ。アルコール量にして23g。一単位を飲むと、体内からアルコールが完全に無くなるまで3時間掛かるとされる。この数値、はたして妥当だろうか? 以前試しました。

いわゆる「下戸」と呼ばれるアルコールが全くダメな人を除き(下戸の方は缶ビール1本で終わります)延べ20人くらいで缶ビールを1本飲み、30分後から5分ごとにアルコールチェッカーで計測する、という内容。結果、一番早い人だと40分。一
番遅い人で1時間10分後にアルコールの検出限界以下になった。

ここは安全マージンを大きく取り、アルコールがゼロになるまで缶ビール1
本あたり1時間半と覚えておきたい。「一単位」だと3時間です。ここから積算していくと、ビール大瓶3本飲んだら9時間。日本酒3合も同じ。ワイン1本開けたらアルコール量だと「四単位」になるため、12時間は危険領域だ。

ちなみに時間は「飲み終わってから」じゃなく「飲み始めてから」。
例えばワイン20時から飲み始め、1本開けてしまったなら、飲み始めた時点から12時間後の朝8時までは危険領域ということになります。同じ20時から飲み始め、ビール5本を飲んだら代謝終わりまで15時間。午前11時まで運転出来ない。

翌日にクルマのハンドルを握るという場合、飲み始めの時間と飲んだ量をキッチリ覚えておくこと。宴会などで思い切り飲んでしまったなら、少なくとも翌日の午前中はクルマに乗らないくらいの対応が必要です。
二日酔いって、文字通り翌日も酔っている。停車を命ぜられ、検査をされたら一発でアウトだ。

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1 Responses to “アルコール代謝”

  1. 真鍋清 より:

    アルコールとは基本的に疎遠(一ヶ月に数回3%アルコールカクテルを飲むのが唯一の接点)な小生から戯れ事を一つ。
    自宅で寝る前に上記アルコールカクテルを飲んだ後の息から漂う芳香はそのまま先代メルセデスE320CDIを筆頭とする新長期規制適合のディーゼル車の排ガスの匂いそのままであることが感じられて仕方がない。
    それは同時に最新マツダCX-5のスカイアクティブDのアイドリング時の酸味臭ともピタリ一致するのだ。
    アルコールであれ酢豚であれ、写真の定着液であれ酸味臭というのは不快と感じる人間にはすこぶる不快だ―このあたりも弁えて、今後ディーゼル促進戦略を取るマツダには膨張時のCO、HC処理の過程で生まれるアンモニア由来の窒素を始めとする、合計七種の産生物の徹底解明と抑制に注力することを切に望んでいる。
    これで創業者利益を得られたら大したものではなかろうか。

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