BMW328i
観音崎の京急ホテルで行われているBMW新型3シリーズの試乗会に行く。ここにきてBMWも明確なECO路線を打ち出してきており、小排気量ターボに続きハイブリッド、クリーンディーゼルまで日本に導入するという。今回試乗した『328i』は2リッターターボ。今まで3リッター級のNAでした。
エクステリアはオーソドックス
最高出力は245馬力。0〜100km/h加速6,1秒というから、ポルシェケイマンRの6速マニュアルの5秒と比べたって遜色ない。大いに気になったのが低回転域のトルクとアクセルレスポンス。3リッター級NAと比べて劣るようなら意味無し。そいつを試したかったので試乗会に出かけた次第。
4気筒の直噴ツインスクロールターボ
乗ってびつくり! 1500回転くらいからアクセル踏んでも、間髪入れず太いトルクがモリモリ湧き出してくる。絶対的な出力だって328iというグレードに恥じない。というか330iあたりを名乗ってたって納得します。8速ATの出来も文句なし。やっぱしターボのイメージを根底から覆す。
リアもトラッド
3シリーズのベーシックグレードである318iはどうなるのか? おそらく1シリーズに搭載されている1,6リッターの直噴ターボ+8速ATとなるんだと思う。普通に乗るなら1,6リッターターボで十分かと。これで400万円ソコソコの価格設定だとすれば、なかなか魅力的な存在。
気になる燃費だけれど、JC08で15,2km/L。1,6リッターターボは17km/L超えくらいになりそう。もはや日本車は完全に出遅れた。日産も1,6リッターターボをティアナとかエクストレイルに搭載してくればいいのに。明日は2リッターターボで2トンを走らせるエクスプローラーの試乗です。
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今度の3シリーズ、ヤバい…(*_*)
81系マークIIあたりが好きだった人には、ちょっと欲しくなるというか、1回買ってみようかなぁ〜と、思わせる感じです。
デザインが5シリーズやレクサスGSチックで、良い感じですね…。
お金あったら、浮気しそうな自分が(^_^;)
環境性能も自動車税も、小排気量化が良い影響を与えているウェルバランスな車ですね。
こんにちわ!
いつも有意義な情報有難うございます。
最近のVWやBMWの小排気量ターボ+DSGは本当に効率良くてびっくりしますよね。
我愛車のゴルフバリアントも街乗り15Km/L走りますので、昔の外車の概念とはかけ離れた感じです。
さて、国沢さんは最近のFシリーズに切り替わってからのBMWをかなりお気に召していらっしゃる様子ですが、この新型3シーリズのハンドリングはどのような感じでしょうか?
出来れば320のクーペあたりを次期愛車に考えているので、どのような評価になされるか大変興味を持っております。
実際には現状の328よりアンダーパワーなのでしょうが、ハンドリングの想像は出来るかと思いまして・・・。
今後、320等エントリー車も出揃いましたら、インプレッションお願いします。
師匠の写真、うまいとこ、突いていらっしゃる。
それは、まさに「オーソドックス」そのもの。
E36,34,39と数台、乗り継ぎましたが、
もうそろそろ、このキャビンデザインの呪縛を
脱ぎ捨てないといけないのではと思います。
1のMなんか、突き抜けているのに。
エンジンは良いでしょうね。
ATの多段化、小排気量と過給機。
今のトレンドです。
だからこそ、要とも言える3から変革を望みます。
4気筒ターボで実質3.4リッター分の排気量を賄う…..道理で凶暴なほどのトルク立ち上がりを示すはずだろう。何なら一気筒あたり1.1リッター強相当の熱発生量を受け持っているわけだから、一気筒の適正排気量たる330-400ccの約三倍になる。
それにしてもBMW製新型直噴4気筒はエンジン屋の面目躍如という以外になかろう。何でもかんでもマルチシリンダーという時代は明らかに過ぎ去ったのであり、現に当方もレクサスIS350の2000rpm以下の極低速トルクの薄さに当惑を感じているクチだ、そこでトヨタ製の新開発1.3-1.6リッターターボ、2.4リッターターボの新世代四気筒のリリース(噂によれば2013年からの公算が大)を心待ちにしている今日この頃だ。
燃費云々が全然気にされず3ナンバー車の税金が今よりもっと高かった時代は、クラウンやマーク2も2Lスーパーチャージャーとか、なんかいろいろあった時代もありましたよね。目的が全く違うのでしょうけど。
出遅れたにしても今後は先祖返り(?)な方向で行くのでしょうか?
2月8日投稿の拙文に是正
(正)上から二行目「1気筒あたり850cc分相当の熱発生量を受け持つ」
(誤)「1気筒あたり1.1リッター強相当の…..」
(正)上から三行目「適正排気量たる330-400ccの倍以上」
(誤)「適正排気量たる330-400ccの約三倍」
お詫び申し上げます。
BMW328iのゼロヨン加速は14.5secとなっておりますが、反面全く共通のエンジンを搭載する一回り重い528iが米誌のテストで0-400m(quarter miles)=14.5secで走っていたことから個体差次第では14.1-14.2secも夢ではないのではと予測しました!
かくも「3リッター台の6気筒を一蹴する」下克上の4気筒たるBMW製新開発直4ターボ。
お陰で我が愛機たる2009年式のレクサスIS350=3456cc/318psが俄に色あせて見えてしまい、購入当時は「BMWのV8を凌駕する加速の」6気筒の合理性で最先端を行っていたものが今や「6気筒など無駄が多く時代遅れ」を地で行っているのだから技術革新というのは素晴らしいやら、恐ろしいやら…..。