ボルボ、2030年までにエンジン搭載車絶版という決意表明す!
ジャガーに続きボルボも2030年までに全てのラインアップを電気自動車にすると発表した。欧州市場で言えばフランスは2040年までハイブリッドやPHVなら販売可能だし、アメリカもカ州しか2035年の電気自動車化を打ち出していない。日本勢を含め、2040年くらいまでハイブリッド車やPHVを販売することだろう。なぜジャガーとボルボは早いタイミングで電気自動車にしたのか?
この2ブランド、販売しているモデルは全てミドルクラス以上のため燃費改善が難しく、非常に厳しいCAFE2030をクリアしようとすればPHVしかない。だったらPHVも売ったらいいのに、と思うけれど、冷静になって”2030年の状況”を考えたら電気自動車の方が安くなるという予想なんだと思う。PHVだと電池もエンジンも必要。電池さえ安くなったら100%電気の方がリーズナブルです。
日本はメディアを含め「電気自動車なんかダメだ!」君が主流派。売れない理由ばっかり考えてます。国民の環境意識だって欧州に比べたら薄い。集合住宅に200Vの充電器を追加することすら苦労している状況にある。欧州だと考えられないこと。欧米列強の日本潰し戦略だと主張する人までいるほど。このあたりジェンダーに対する意識と全く同じ。日本の意識は遅れてます。
ただし。現時点で考えたら普通の人だと電気自動車を買おうという気にはならないと思う。そもそも高価。戸建て住宅じゃないと充電インフラもない。燃費の良いハイブリッドが安く買えるし。我が国は新車&中古共にハイブリッドが世界一安いのだった。ディーゼルに乗ってたって何ら心理的な引け目無し。ゲームチェンジャー(安価な電気自動車)も出てきていない。
いつになったら我が国で電気自動車に対する意識が高まるのだろうか? キッカケは残念ながら「環境意識の高まり」じゃないと思う。安価な電気自動車の登場で「お得なのはコッチですね!」かと。集合住宅の充電整備の普及もそこから始まる。2年先か4年先か? 6年すれば間違いなくゲームチェンジしていると思う。自動車メーカーは世界の流れに乗り遅れないで欲しいと強く希望する。
<おすすめ記事>