bZ4XのKINTO発表。申し込み金まで含めたら毎月9万8500円でした。思ったより安い? 高い?

bZ4XのKINTO価格が発表された。まず77万円の現金を払い、4年契約で8万8220円。5年目は7万5460円とのこと。つまり5年間で77万円+423.5万円+90.5円=591万円払うことになります。85万円の補助金も含まれているため、実質的な価格は676万円ということ。77万円の申し込み金も分割にすると実質9万8500円/月。任意保険やメインテナンスコストを含むとは言え割高感あります。。

そもそも電気自動車は自動車税や重量税など登録時非課税。割り増し無しの走行可能距離5年で6万kmならブレーキパッド交換どころかタイヤ交換すら不要だと思う。したがってメインテナンスコストだって限りなく少ない。自賠責は5年分で5万円程度。私の年齢で無事故割引あれば車両を含む任意保険だって年間10万円なんてしない。実質的に5年後の残価無しのKINTO、高いと思う。

上は補助金を含まない価格

だったらARIYAどうよ、と探してみたらB6の5年リースだと月額おおよそ7万1600円! 同じく85万円の補助金を含んだ価格設定です。実質的な車両価格は514万8千円ということになる(任意保険等は含まれないためKINTOと同じ内容にすると1万円弱の上乗せが必要)。ちなみにbZ4Xの基準価格は600万円。ARIYAのB6で539万円。車両価格差以上にリース金額安い。

アイオニック5どうよ。バッテリー搭載量がbZ4Xとほぼ同じ72.6kWhの『ラウンジ』(車両価格549万円)を選んで5年契約するとARIYAと同等の7万5130円でした。KINTOもリースも毎月の支払金額に決定的な影響を与えるのは契約終了時の残価。KINTOは5年後の車両価値を実質的にゼロとしている。ARIYAとアイオニック5は若干ながら残価を設定している感じ。

アイオニック5のリース

以上総合して考えると、リースじゃなく購入するのがリーズナブル。フル装備状態のアイオニック5で85万円の補助金使うと464万円。5年分の自動車税や自賠責、重量税は20万円程度。メインテナンス10万円。運良く5年後のリセールバリューを100万円と考えたら、金利除けば月あたり6万5千円+任意保険だ。補助金や減免税措置の多い東京都ならさらに1万円くらい安く済む。

結論を書くとbZ4Xは無理に売ろうと考えていない金額設定だと思う。実際、bZ4Xは今年分の生産枠3000台くらいなら今の金額でKINTOワク一杯になるだろう。ARIYAの場合、大半が販売らしくこれまた年内分は売り切ってしまっているに違いない。売る気になったら戦略的な条件を出してくるハズ。電気自動車の本格的な普及はもう少し先になると思う。

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