マツダ、ブラックサタンの熱烈案件であるヴィジョンクーペの開発を中止という情報流れる 

オートカーが「ヴィジョンクーペ発売見送り」という記事を掲載している。英国ジャーナリストの情報という。本当かどうか確かめる術はないものの、ネタ元の欧州マツダが今後2年程度の車両計画を知っている可能性は高い。その中にヴィジョンクーペが含まれていなければ、発売見送りという判断になって当然だと思う。そもそもこの手のクルマってブランドイメージが必要。

販売台数が少なければ1台あたりのコストは高くなる。当然のことながら車両価格だって連動します。ヴィジョンクーペの場合、ルーフラインの低さを考えたらセダンと別モノにしなければならず、3リッター直6を搭載したら下を見て700万円スタートというイメージ。売れないと解っているMX-30のような車種を普通のSUVの価格で売る気合いがあれば別ですけど。

ヴィジョンクーペ、私は「今まで見たクルマの中で一番カッコ良い!」と思う。担当デザイナーに「法規対応して居住性を確保してサスペンションをストロークさせたらBMW8クーペくらいになるのでは?」と聞いたら「いえ! 限りなくこのままで出します!」。ブラックサタンの強力な援助を受けているという。少しお金掛かってもやり遂げると元気一杯でした。

開発中止のニュースを読んでいろいろ考えた。高い評価を得ても台数的に厳しいことなど最初から解っている。そいつを承知でブラックサタンはMX-30やラージ商品群を作った。ヴィジョンクーペの開発を止めたとすれば、2つの理由しか考えられない。1つはブラックサタンの権力が揺らいできたこと。「2%の顧客から評価されればいいんだ!」路線の変更を意味する。

2つ目は台数が出ないクルマを作っているような財政事情じゃなくなったこと。実際、ラージ商品群がフル生産になるくらい売れないと、相当厳しい財政事情になってしまう。今や利益を上げているのは2%戦略を展開する本社の商品戦略でなく、ユーザーのニーズを重視したCX-50など作ったアメリカのマツダです。逆に考えたらラージ商品群がヒットしたらヴィジョンクーペは復活すると思う。

期待のCX-60ながら以下のようなメールを貰った「4月25日にCX-60の先行予約が始まり当方も営業担当者から連絡を受けハイブリットなしディーゼルを予約しました。その際にPHEVを除き9月納期だと説明を受け、その時期に合わせた見積もりにサインをした次第です。ところがたった5日後の4月30日にノンハイブリッドのディーゼルとガソリンの納期が12月になるとの連絡。

詳しい話を聞きに店舗へ出向き本社営業企画部からのメールを見せてもらったところ「新商品の販売に万全を期すためノンハイブリッドのディーゼルとガソリンの納期を12月に変更します」との記載。同時期に予約を受けた一部車種だけ遅らせる意味が私には分かりません。既に9月納期で受注を受けたった5日分の受注まで8ヶ月も待たせる事を万全と考える事に違和感を感じています」。

マツダ営業企画部の考える万全の体制は、お客様に案内した5日後に変わるものだと思うとがっかりした思いです。ちなみに、メーカーからディーラーへのメールの原文には遅れる理由の説明は一切ありません。是非ともこの内容を取り上げて頂きたいと思いメールしました」。連休中にマツダへの問い合わせは出来ていないが、万全を期すなら電動化パワーユニットかと。

同業者が書いた先行試乗会の試乗レポートを見ても皆さん駆動系のクラッチ断続ショックの大きさを看過出来なかったらしく指摘している。私はアクセル全開時のレスポンスこそ決定的だと思いますが。逆に電動化されていないパワーユニットなら良いんじゃないかと考えていた次第。メールくれたのはマツダファン。新車を買うマツダファンは大切にした方がいいと思う。

最近マツダファンの読者が増えてきました。

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