9年間で使える水素ステーションむしろ減少! こうなりゃ意地でMIRAIに乗ってやる!
MIRAI、乗る度に「いいクルマだなぁ~!」と思う。静かで滑らか。3分で満充填させたら600km走る。何より水素で走っているということを考えたらスンゴイ技術です。クルマだって内容を考えたら超お買い得だ。でも売れていない。クラウンセダンにも燃料電池使用があるというけれど、きっと売れるのはハイブリッドばかりになると思う。
燃料電池車に乗る上で最大のハードルは水素ステーションだ。東京都内に15箇所くらいの水素ステーションあるのだけれど、常時確実に使えるのは10箇所くらい。さらに今年1月から突如エネオスが「1kgあたり1210円から1650円に値上げします!」。官公庁や企業で使われているMIRAIなら「仕方ない」で済むだろうけれど、個人ユーザーからすれば「そりゃないよ~」。
ということでエネオスは使いたくなくなった。1210円で売っている常設スタンドはイワタニのみ。そんなことから今年になって芝公園と豊洲のイワタニでしか入れていない。いやいや不便です! そんなイワタニも豊洲で自分のMIRAIの写真を撮ったら「撮影禁止です!」と中国政府みたいなことを言い出した。イワタニ、いや~な感じの会社というイメージになりつつある。
なんで撮影禁止なのか全く不明です。という向かい風を受けながらもMIRAIに乗っていると楽しい。こうなれば意地でもMIRAIに乗ってやる! と思っている今日この頃です。欧州も中国も水素にウエイトを置き始めているなか、日本はここでも先行して抜かれそうな雰囲気になってきた。数少ない明るいニュースはコマツが燃料電池を使った建機の実証実験を始めたこと。
トヨタのスタックとタンクを使っているという。都市部の工事などにこういった建機を使ってくれたら静かでクリーンになる。水素充填車の認可&運用基準をもっと簡素化してくれたら工事現場に配達すればいい。充電時間が掛かる電気よりずっと使い勝手良さそう。同じくトラックや高速バスなども燃料電池車を普及させていけばいいと思う。
この分野は負けないで欲しい! 国がブレーキ踏むという愚行、なんで?
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サンコーワークスの件、有難うございます。
排ガス規制外の重機の排煙、改善すると良いですね
元工業ガス屋です。
水素ステーションや運搬・貯蔵には、高圧ガス保安法(通産省管轄)という時代遅れな法律を守らなければならないので、とにかくお金がかかるのと保安距離を取らなければならないので都市部だと作りにくい現状があります。
国が本気でやりたいなら補助金などではなく
規制緩和(保安法の法改正)をして水素ガス供給側に設備などを作りやすい状態にしなければなりません。
現状のガソリンスタンド並みの規制が望ましい。
一般的なイメージでガソリンより水素ガスの方が危ないと思われていますが、私からすればガソリンの方が100倍危ないです。この辺のイメージを打破しないと一般の方の理解を得られないんでしょうね。
トラック・バスに水素を本気で進めて欲しいです。
小型トラック、路線バスはBEVでどうにかなるとしても、現状の電池性能では中長距離は水素に頼らざるを得ない現状。
大型FCトラックの登場が待たれます。
利用しにくいですね、水素ステーション。
一応概ね30分圏内で3件あるので恵まれた環境だとは思いますが、1件は火曜日のみの時短営業。(タンクローリー的な車両が来るスポット営業みたいです)
2件はロードサイドの通常店ですが、平日10時~18時、土日祝日休業。
もう仕事サボらないと充填できません。(笑)
これで「臨時メンテナンスの為休業」までやられたらもうお手上げです。
水素社会という言葉だけが独り歩きしていますが、将来的には再生可能エネルギーと親和性の高い電気と水素の組み合わせがベストと考えられますし、「持続可能な開発目標」の一丁目一番地だと思います。
初代ミライ登場時冷ややかな反応だった欧米も評価を見直しているし、うかうかしている内にイニシアチブを取られてしまうんじゃないですかね。
北関東では栃木(国道50号沿い佐野・岩舟)と高崎に水素ステーションがここ3,4年でできました。
系列は不明ですがエネオスとは書いてないです。
運送企業が自社のFCVトラックに供給しつつ一般にも開放しています。
栃木の方は土日は開業・日曜は休みです。
こちらに来られる時があれば、ぜひお立ち寄りください。
実家に帰る時ここを通るのですが、新旧MIRAIが必ずどちらかいます。