新型インプレッサ

新しいインプレッサに試乗した。

詳細は上の試乗レポートを読んで頂きたいが、結論から書くと「とても良いクルマ」である。サスペンションなどレガシィの標準ダンパー仕様（新型インプレッサのダンパーもＫＹＢ製なら良い仕事をしたと思う）よりよく動き、乗り心地良好だ。試乗記事を書いたり話をしたりする機会あれば、しっかり紹介していきたい。

ただ数日前も書いた通り、今や「猛烈に良いクルマ」じゃないと継続的に売るのが難しい。何より最近のスバルは無口になってしまってます。現行レガシィがデビューした時まではとても雄弁だったのに……。スバルのような規模のメーカーが生き残るためにはポルシェやＢＭＷのような強い意志と、市場ニーズに対する的確な判断力を必要とするんじゃなかろうか。

皆さんポルシェやＢＭＷってガンコなメーカーだと思っているかもしれないが、実際のトコロ、ＳＵＶ人気となるやキッチリ波に乗り自社の特徴を活かしたモデルを出し、コンパクトカーも必要と判断するや同じく上手に作ってくる。ポルシェのＳＵＶやＦＦのＢＭＷ（ミニ）なんて１０年前なら考えられなかったこと。

スバルの問題は「波に乗ることがカッコ悪いと判断したこと」にある。思い返して見ればレガシィもフォレスターもインプレッサも、人気の波の始まりをいち早くキャッチして開発したモデルだった。ま、インプレッサが好調に売れれば私こそ時代遅れ。そろそろ役立たずの仲間か。とりあえず無口になりそうなので、インプレッサを買おうと考えているならスバルのＷｅｂサイトを見ると清水和夫さんの応援演説が御覧になれますのでどうぞ！

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