警察に「なんで許した!」とクレーム殺到の電動キックボード、事実上の使用制限を掛けてきた!

今まで大手メディアは利便性7。危険性3くらいのイメージで取り上げてきた電動キックボード(特定小型原付)ながら、警察には「あんなものなんで許したんだ!」という文句が相次いでいるという。この件、警察は被害者だと思う。電動キックボード、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった山際大志郎議員がスキャンダルでパワーを失う前に動いて認可に持ち込んだ。

警察としちゃ厄介な問題を持ち込まれことになるのだけれど、世界の流れを見て理論武装されたら全面拒否出来なかったんだと思う。警察どうするのか、と見ていたら、けっこう厳しい使用条件を明確にしてきた。警察庁が出した『電動キックボードの交通ルールについて』というリリースを見ると、ホンキで取り締まったら電動キックボードなんか使えないです。

一番厳しいですね、と思うのが一方通行の遵守と駐車違反だったりする。上は必ず守らなければならない交通標識の一部(信号や止まれなどは当たり前)。駐車違反も適用され、駐輪場所以外に止めたらクルマと同じ放置駐車違反で取り締まられる。なんのことはない。免許こそ不要ながら、使い勝手の悪い原付と同じ。とっとと原付免許取って原付バイクに乗った方がいいと思う。

さらに本当に動くかどうか解らないけれど、反則金制度で取り締まることも可能。一方通行を逆行したり、一時停止を守らない電動キックボードがいたら、原付バイクと同じく反則切符を切ることが可能。免許証無くても学生証や保護者に電話して本人確認すればいい。払わなければ書類送検され裁判の手続きが始まる(起訴される可能性は低いと思う)。免許を持っていれば点数も付く。

警察のリリース。読むと乗りたくなくなる

都市部で乗ろうとしたら、いかんともしがたい。そもそも論として、電動アシスト付き自転車の方が安価で安全でスピードも出て捕まりにくい。電動キックボードの特徴をフルに活かそうとしたら、一方通行や駐車禁止場所がほとんど無い島嶼部くらいのものだろう。沖縄の離島なんかだと便利な乗り物になると思う。ということで都市部の警察は頑張って切符を切りまくって欲しい。

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2 Responses to “警察に「なんで許した!」とクレーム殺到の電動キックボード、事実上の使用制限を掛けてきた!”

  1. けろけろ より:

    まさか生きているうちに、正しい国家権力の行使に遭遇できるとは思わなかった。最大級の賛辞を送りたい。

    次の課題は、大阪万博。海外圧力にどう対処するかだが、国家権力の腰砕ける様子が目に浮かぶ。。。

  2. スイカネット より:

    国沢さんの仰る通り、特定小型原付って、思ったほど使い勝手が良くなさそうで、警察の交通取締りの良いシノギになりそうです。

    これでは、従来どおり、電動アシスト自転車に乗ってたほうが、
    警察にパクられるリスクが少なく、
    使い勝手も遥かに良いです。

    どうせ、特定小型原付は、ローラースルーゴーゴーみたいに短期間で下火になるでしょう。

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