MSCベリッシマ乗船記。どんどんサービスレベル低下。日本人は遊ぶのが上手くないとつくづく思う

カーボンニュートラルの時代、海外旅行はクルーズ船がメインになると考える。航空機はコスパ良い代替燃料の目処立たず。クルーズ船であれば一人当たりの二酸化炭素排出量を大幅に減らせると思う。実際、世界規模で需要が増えており、日本ベースでクルーズ船を運行させているMSCのような企業も出てきた。一方、クルーズ船の評価基準となると、甘くて参考にならない。

そもそも移動費込み1泊3食付きで2万円くらいから乗れるクルーズ船を「豪華客船」などと表現する人が依然として多い。今回のスケジュールは横浜~台湾~石垣島~那覇の6泊7日で、窓の無い部屋なら10万円程度。世界規模で言えば、旅行のスタンダードになりつつあります。1億人を超える日本の人口を考えたら、もっと多くのクルーズ会社が日本ベースで運航してもよいと思う。

しかし! 日本はこういった遊びを得意としないかもしれません。新型コロナ以前『コスタ・ネオ・ロマンチカ』という中型のクルーズ船が日本をベースにしていたけれど、徐々にサービスのレベルは落ちて行った。なぜか? スタッフは大半が日本語を理解しない。文句言うとすれば英語。面倒くさいので皆さん言わない。極少数の英語しゃべる人は、文句言っても面倒くさがられる。

結果としてスタッフのサービスレベルが下がって行く。ベリッシマには昨年6月にも乗っているのだけれど、その時より明らかに悪くなっている。レストランはフィリピン人が多いのだけど、完全に客をナメてしまった。ナメられる方にも責任はあります。日本でも昔から客が店を作ると言われてきましたから。残念ながら今回のベリッシマも店を作る客は見当たらなかった。

社交ダンスのチームもクルーズの雰囲気を変える。今や社交ダンスを楽しめるのはクルーズ船くらいのもの。どんな曲でも社交ダンスをしまくる。考えてみたら10万円で宿と食事がついて踊りまくれるなら最高かと。日本ベースでクルーズ船を運行すると、好ましく無いリピーターばかりになってしまう。いろんな意味で残念無念! ベリッシマ、おすすめ出来ず!

クルーズ船はアルコール持ち込み禁止ながら、船内で飲むと高い! グラスワイン頼めば、一番安いメニューでもホンのわずかな量しか入って無くて(6月の半分です)1500円。海外だったらお客の多くが怒るけれど、日本は黙っている。日本人は納得しなければ笑って帰って二度と来ない。ベリッシマもドンドン良質の客が減り、高齢者様御用達になると思います。

クルーズ船を楽しむならぜひ海外で! どんな目にあっても納得出来るならどうぞ。期待しなけれど案外楽しめるかもしれません。ちなみにお客が集まらず大セール中! 例えば1月22日出発の那覇~宮古島~台湾~石垣島クルーズは5泊6日で5万円(窓無しの部屋。クルーズ諸税2万9450円は別)。もちろん3食付き! フェリーよりずっと安いです。

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