今の日本、世界の歴史上、一度も無かったことが起きている! ある意味、幸せなことかも
今の我が国の状況を見ると、いろんな意味で奇跡に近いことが起きている。まず為替レート。普通、自国通貨安になると当然ながら輸入物価は高騰します。御存知の通りエネルギーの大半や食糧を輸入しているため、普通の国だと困窮するだろう。されど今の日本を見ると「厳しい」ものの、持ちこたえている。なぜか? エネルギーに付いて言えば省燃費化が進み、消費量減っているためだ。
考えて頂きたい。リッター110円の時代に10km/Lの普通エンジン車に乗っていた人が20km/Lのハイブリッド車に乗り換えたら、リッター170円だって絶対的なエネルギーコストは下がる。クルマだけでなく様々なジャンルで化石燃料の消費量を減らす努力をした結果、なんとかなっているのだった。今後さらなる円安になっても、耐えてしまうんじゃなかろうか。
食糧も同じ。確かに食材は値上がりしている。とはいえパンや麺類の販売価格に占める原材料コストは20%にも届かない。原材料コストが30%上がったって値上がり幅としたら「買えない」と嘆くほどじゃないです。オリーブ油や冷凍海老など贅沢品は2倍以上になった。私の場合、結果的に買う頻度が減りました。おそらく皆さんも少し安い食材を選んで対応していることだろう。
そもそも通貨安の原因は、その国の経済が悪化することにある。赤字国になると通貨はドンドン価値を失っていく。当然ながらインフレになるため、為替相場の下落をもたらす。今の日本を見ると貿易収支こそ赤字ながら、日本の企業が世界中で稼いだお金を還流させている結果、貿易外収支を見ると膨大な黒字。日本から出て行くお金より入ってくるお金の方が圧倒的に多い。
よってインフレにならない。むしろ収入が増えないためデフレ傾向。物価も年収も30年間上がっていない。だったら日本でモノを作って輸出しまくればいいと思うだろうけれど、稼げる商品の筆頭であるクルマを見れば解る通り、競争力のある産業は農業産品を守るため輸出出来ない制限を掛けられてしまっている。そんな状況が前述の通り30年続く。そして日本人は案外幸せだったりして。
欧米を見ると30年間で順調に給料と物価が上がっている。物価指数など考えると日本って世界の半分以下になった。日本から出ない日本人は30年前と同じ感覚で生活しているけれど、外国から日本を見ると全ての物価が半分以下になったワケ! 日本から新興国を見ると、確かに物価は安い。でも内容は価格相応。屋台で食事すれば安い。タクシーも安い。クオリティは低い。
日本の場合、食事や移動手段、ホテルなどのクオリティは欧米並か欧米以上。少なくとも食事についちゃダントツに世界一のコスパである。欧米から日本に来たら笑いが止まらないほど。最近そんな流れを見て「外国人価格を設定しよう」みたいな情けない意見も出てきた。私ら、30年以上前に香港やフィリピンでやられたことです。そんな意見が出てくると悲しくなりますね。
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気持ちが良い位同意です。戦後、生まれて小学校位には1ドル360円 1£ 1000円。日独の成長が著しく敗戦国が戦勝国を追い越していくとか。
やがて変動相場制になって円高になっていく。欧米をキャチアップして若い頃から海外に仕事で行ってましたが、戦後、自然災害はあったけれど、大きな紛争、戦争にも巻き込まれてない。父が事業に失敗して経済的には厳しいときもありましたが、国立大学に進学して、やはり税金で勉強できたから世の為人の為になる様な仕事と。経済的には儲からないけれど物価の高騰とか無かったから普通に生活して子供も大学院迄行って英語圏で研究職してます。
ビッグマック指数ってあるけどあれだけ出せば美味しい定食屋もある。テレビでもたまに出るけど、お客さんの幸せな顔見るのが☝️で値上げとかもしない国民性って、ちょっと価値が光ってますね。
正直、外国人の旅行者に関しては、ピンキリなので困りますね。
特にゴミの扱い、街中でのテーマパークの如くな振舞いで、関係ない人達がかなり迷惑を被ってる。
それを思えば観光税を設定するのも一理ありかと思います。
来てもらえるのは有難いけど、
観光公害はちょっと…ねぇ。
難しいとこですね。
今、お米の在庫が減少しています。加えて輸出しやすい環境になっています。日本人がお米を買えない、そんな時代が来ようとしています。