電動スーツケースの続き。特定小型原付ならどうか? 保安部品付けたら問題なし!
電動スーツケース、最高速度を6km/hに抑えるという方法の他、最高速13km/hなら特定小型原付にするという方法もある。それなら免許不要なので中国の人でも乗れます。ただし。登録と保安部品の装着、自賠責保険の加入が必要になる。つまりヘッドライトやウインカー、前後のブレーキ、ストップランプ、ナンバー灯、警報器といった所定の装備があればOK。そうなるとトランクぢゃない(笑)。
それはさておき、グラフィットという企業がアイシンと組んで4輪の特定小型原付を開発中だ。上の写真のモデルです。最高速20km/h。16歳以上なら免許不要。免許を返納した先輩世代の移動手段として考えたら興味深い。最高速15km/hの小型特殊より速いし、安価になる。ちなみに特定小型原付の要件はサイズが1900mm×600mm以内。最高出力0.6kW。6km/hリミッター付ければ歩道も走れる。
例えば八丈島のように交通量の少ない地域であれば安全性も担保出来る。というか我が国の農村地域なら大半で問題なく使えるんじゃなかろうか。過疎地域の移動手段として考えたら素晴らしい。高齢者の免許返納を促す効果だってあるだろう。この車両の面白さはアイシンによる『リーンステア制御』を採用している点にある。この技術、なかなか興味深い。
車幅600mmだと10cmほどのデコボコを通過すると車体が大きく傾いてしまう。それをアクチュエーターを使い吸収しようというもの。上の写真を見て頂ければ効能が解ると思う。大きなカゴなど付ければ買い物に使えるし、もう少し横まで覆うキャノピーを付けることで多少の雨なら濡れないで済むようになる。価格など未定ながら、高齢者にとって朗報だと思う。
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必要な保安部品を折りたたみ(もしくは簡易な脱着)で特定原付になるスーツケースあったらちょっと欲しいかもしれません。
でも特に飛行機に預けることを考えると原付機能のほうで重量が嵩んだら本末転倒ですね。そういうのが買える人は超過重量の罰符とか気にしない層かな。
そういう上手なものをつくるのは