ホンダジェット、岡南空港の滑走路逸脱の前にアメリカで緊急事態宣言してました

3月13日に岡南空港でホンダジェットが滑走路から逸脱するというインシデント(事件)を紹介した。その後の詳細は不明ながら、どうやら機体側の問題じゃなさそうな感じです。操縦訓練中だった上、運航会社が謝罪している。なんらかの操作ミスをしていたのかもしれません。ただ操縦ミスであっても恥じることは無い。なぜそうなったのかしっかり追求し、再発防止対策をすればいい。

それはさておき、私は岡南空港のインシデントをホンダジェット初のトラブルだと紹介したけれど、調べてみたら滑走路逸脱は何回かありますね。また、3月9日にもアメリカのカッターアビエーションで運航されているホンダジェットがフェニックス空港を離陸した直後、コーションランプ点灯。緊急着陸を宣言していた。原因は不明ながら、これまた大きな話題になっていない。

少しばかり怪しい情報ながら、どうやら着陸装置系(脚?)らしい。脚はいくつかのロジックで出し入れできる。ホンダジェットのシステムがどうなっているか不明ながら、大型機であれば1)一般的に使う油圧。2)少し時間掛かるが電動。3)機外に風車を出して発電した電力を使う。4)自然落下させ圧縮エアでロック。といった多段の安全対策をしている。

今回はコーションが出たようだ。再チェックしてもコーション消えなかったため、戻ることにしたんだと思う。もし脚に問題あれば消防車も必要になるかもしれない、ということで緊急事態宣言は当然だろう。幸い、何の問題も無く着陸した。燃料も捨てていないし、脚が出ているかどうか不明なら滑走路をローパスして地上から確認してもらうのだけれど、これも無し。

「念為」の緊急事態宣言か? 結論から書くと、この程度のトラブルは珍しくない。だからこそ大きなニュースになっていないということです。動画のタイトル、少しばかり誇張傾向。確かに緊急事態宣言しての着陸だから緊急着陸ですけどね。いずれにしろ機体を鍛えていくプロセスとしちゃ悪くないと思う。クルマと比較にならないほど部品点数多い。小さいトラブルは出て当たり前。

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