あと5つ寝ると、お酒飲んで自転車に乗って帰ったら50万円以下の罰金になります

私のWebを読んでいる人には全く関係ない話ながら、11月1日から自転車の酒気帯び運転に罰則が付くようになる。現在も泥酔状態の時に適用される「酒酔い運転」は罰則あるけれど、何とか歩けて何とか会話が出来る「酒気帯び運転」だと罰則無し。お酒飲んで自転車に乗っちゃダメながら、捕まえたって「押して帰ってください!」と注意するくらいしか出来ないのだった。

しかし! 11月1日よりクルマと同じ基準で酒気帯び運転とされる。現認されたら押して歩いてもダメ。呼気検査をされ0.15mg以上の検出で3年以下の懲役/または50万円以下の罰金が科されることになる。よほど悪質じゃない限り懲役になどならないが、警察のヤル気次第で10万円以上の罰金を喰らうことになるだろう。ヤル気出さなければ今のまんまでしょうけれど。

死活問題になるのが駅の近所や商店街の飲食店だ。仕事帰りに自転車を置いてある駅で一杯などということは出来なくなる。100歩譲って駅の近所の飲食店であれば、捕まるのは客だけ。本来ならお酒を出した店も「2年以下の懲役/または30万円以下の罰金」が科されることになるものの、駐輪場が離れていて知らなければ罪の意識なく、いかんともしがたい。

問題はポツンと一件の居酒屋だ。お客がお馴染みだと自転車で来店することを知っていることだろう。この場合、知らぬ存ぜぬは通用しない。警察がその気になれば店側も10万円近い罰金を喰うことだろう。ここまで読んで「国沢は自転車の飲酒を擁護するのか!」と勘ぐる人もいるかもいれないが「飲んだら押して帰りましょう!」と強く書いておく。私の読者も同じ認識かと。

ちなみに押して歩ければお酒飲んでだって全く問題なし。自転車、降りて押していれば歩行者だ。これ、原付バイクでも電動キックボードでも同じ。歩行者の飲酒はそもそも違反でもなんでもない。自転車を押して歩いていて飲酒検問に出会い、呼気検査を要求されたら110番していいです。それは警察では無く闇バイトオヤジ狩りの可能性大。インネン付けられ殴られる。

繰り返すけれど警官を見てから降りても、動画など撮られていたら逃げられない。高性能自転車に乗っているヤツに全開で逃げられたらどうする、と警察に聞きたいところですが。警察の自転車だと電動アシスト付き自転車や違法モペッドには追いつかないでしょう。ナンバーだってついてないし。このあたりは大手メディアがどう評価するか、だ。スルーすればナニも変わらない。

興味深いのは警察がホンキで取り締まりをするかどうか、だ。最も可能性あるのはヘルメット着装義務と同じく、施行直後にカタチだけ取り締まったフリをしてそのまんま、という流れ。ヘルメットの着装義務、どうなった? 11月1日から2ヶ月くらいバリバリ取り締まりをして罰金取りまくれば効果出ると思う。同じく11月1日から罰則始まる「スマホのながら運転」をビシバシ捕まえて欲しい。 

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1 Responses to “あと5つ寝ると、お酒飲んで自転車に乗って帰ったら50万円以下の罰金になります”

  1. チャリダー より:

    自転車の無灯火、一時停止違反、逆走を徹底的に取り締まってもらいたいです。夜、無灯火で走っている自転車は危険極まりないと思います。

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