大きな進歩

もしかすると光学式のカメラが自動車の安全性を飛躍的に向上させてくれるかもしれない。説明するまでもなく、人間や動物は「目」で様々な判断を行っている。「画像」から得られる情報量たるや、レーダーや超音波センサーなど足下にも及ばない。ちなみに目視出来ないような遠方や荒天時はレーダーなどが有利ながら、自動車という移動機械の場合、人間が安全確認できない状況じゃ能力を活かせず。前方に障害物無いと解ってたって濃霧の中だとスピード出せないですから。なぜ今までカメラを使っていなかったと言えば、画像処理が難しかったからだ。けれどコンピューターの処理能力の進化により、今まで考えられなかったことも出来るようになっている。日産が開発したアラウンドビューシステムなんて、文字通りぶったまげる! 4つのカメラの画像を処理し、上空からクルマを見られるのだ。画面だけ見ながら運転しても安全確実に車庫入れ出来ちゃうほど。三洋電機も東京モーターショーでトラック用の周囲確認システムを展示するそうな。ちなみに地味に凄いスバルの前方認識システム、小型飛行機用の自動着陸装置のために開発したもの。地上からの誘導ビーコンの無い簡易滑走路でもカメラからの情報だけで自動着陸出来る精度を持つというのだから驚く。技術の進歩は頼もしいし楽しい。

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