いやいやどうなってるの? タイ政府がトヨタに390億円もの追徴課税! 日本政府は見殺し!

内容は2010年から2012年の間、タイ工場で生産しているプリウスに使われてた部品の現地調達率が低かったというもの。車両そのものはタイ工場で生産しているが、使われてる部品(当時タイで調達出来なかったハイブリッド関連)を日本から輸入していた。もちろんトヨタとしちゃ認識していただろうし、規定の関税は支払っていたことだろう。解釈の違いです。

普通、こういったケースは欧米なら政府が助け船を出す。なんせ390億円と言えば大金! タイの国家予算は年間11兆円規模。日本の10分の1だ。日本の感覚だと3900億円です! 外交ルートを通して交渉。出来れば免除に。出来なくても大幅減額が相当だと思う。繰り返すけれど脱税の意識無く、しかも先端技術使うハイブリッドを生産すると言うことでタイにもメリットある。

例によって日本政府は「海外で商売して儲けるんだから払えと言われたら払え」と冷淡だったと思う。賢明に交渉したという話を聞かない。まぁいつものことです。自動車産業って政府のコントロール下にない。補助金出せば「ありがたや~!」とお上にひれ伏してくれる産業じゃありませんから。我が国にとって貴重な外貨を稼いでくれるという概念無し。了見狭いです。

だからこそ日本で生産したクルマや部品を輸出しようとしても政府が守ってくれず、むしろ農作物などの輸入規制を守るため自動車産業を人身御供に出す。結果、日本がクルマや部品などを輸出出来る国はほとんど無くなってしまった。大量生産しないと安くならないリチウム電池が中国や韓国に負けたのも。日本で作ったって輸出出来ないということに起因している。

このままだと日本の自動車メーカーも海外に逃げ出します。 

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One Response to “いやいやどうなってるの? タイ政府がトヨタに390億円もの追徴課税! 日本政府は見殺し!”

  1. z151 サンバー愛好者 より:

    記事のレートによっては1割くらい違う値のものもありますね。

    ハイブリッド関連で日本から部品が送られた分だけ現地調達率が減って、厳密に計算したら少し足りなかったとか。
    なので現地生産していたものの完成車輸入と同じという政府見解により追徴課税の騒ぎになったとか。
    15年にプリウスの現地生産が終わっているらしく、過去へのイチャモン。
    某半島の常とう手段かと思ったのに、他の国でもやるのね。

    自動車業界ってどちらかというと連合支持の立場だったので与党政治家には「旨味」が少ないのでしょうか?
    木を見て森を見ずという風に感じます。

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