やっぱり電池!

トヨタとBMWの協業についての発表があった。下にリンクしたのは昨年3月28日の記事だけれど、やっぱり最大のテーマって「電池」でございました。『リチウム空気電池』というヤツ。電池には正極と負極があり、そこの電位差で電気を発生する。リチウム空気電池の場合、正極に「空気」(酸素)。負極は「金属リチウム」

昨年3月28日のTOP

放電する際は大気中に存在する無限の酸素を使うため(充電時に酸素を吐き出す)、バッテリー容量を極めて多く確保出来る。現時点でリチウム電池の最低10倍と言われているほど。150kgの電池を積めば、1000kmくらいの走行レンジを確保出来るという。電気自動車に於ける航続距離の問題は解決する。

ただし負極の耐久性や電解液の安定性など課題山積。現時点で実用に耐えるリチウム空気電池は存在しない、とされてます。けれど2013年くらいに何らかのプロトタイプがデビューするんじゃないか、と言われていた次第。そのアイデアをBMWが持っていたんだと考えている。なんたって化学のドイツですから。

ただBMWとしても独自で開発するのは困難。コストだけでなく優秀な人材が必要になる。加えてドイツは発明上等ながら、そいつを製品として昇華させるアプローチをニガ手としてます。反対の特徴を持つ日本と組めば鬼に金棒。トヨタにとっても大きく遅れている電池技術で逆転満塁ホームランをかっ飛ばせる。

ディーゼルエンジンの供給やスポーツモデルの共同開発は男女関係に例えればデートのようなもの。日々のコミニュケーションである。まぁそれはそれでケンカもするだろうから悩ましいことでしょうけど。トヨタにしたって欧州にお友達を作っておく戦略は悪くない。リチウム空気電池、早ければ2〜3年後に概要を見せるだろう。

・ECOカーアジアは「空気ハイブリッドってナンだ?

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1 Responses to “やっぱり電池!”

  1. アラサー車好き より:

    音楽で言うとアナログからデジタルへ、いやCDからデータへ…みたいな感じですかね。
    レコードとかみたいに、マニアに支持されて内燃機関の車も、小規模で残るんでは無いかと考えましたが、やはり生産設備の維持が難しそうですし、そうなるとノウハウも消えて…て感じですかね。
    私は、特に電気自動車嫌いでは無いですが、ちょっと寂しい感じがしました。

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