アメリカの国交省、自動車メーカー12社にテスラの情報を提供してくれと指示。なんだ?

いやいやどうしちゃったんでしょ、と思う。下のロイターの記事を先に読んで頂いた方がいいかもしれません。アメリカの国交省に相応するNHTSA(ニーツア)はテスラの事故を解析するため、既存の自動車メーカー12社に情報を求めたそうな。おそらくNHTSAはテスラにも直接問い合わせた思う。で、木で鼻をくくったような回答しか得られなかったと想像します。

ロイターの記事

実際、現在テスラに勝てるのは中国人だけだ。中国人だとモーターショー会場でクルマの上に登って文句言われても引き下がるし、中国メディアの質問にはある程度答える。とは言え中国メディアの質問内容、直情的かつメカニカルなモノじゃないから頭下げてオシマイになってます。中国人も謝られたら気が済むのか、深く突っ込まない。されどNHTSAは違う動きに出た。

トラックじゃなく救急車でも突っ込んだと思う

この問題の始まりは、テスラがオートパイロット(中途半端なハンズオフ走行モード)を使用して走行中、事故対応をしているパトカーや消防車、救急車緊急車両に突っ込む事故が12件発生し、1名死亡していることに始まる。テスラに制御方法など問い合わせたらしいが、納得出来る回答無し。次の手段としてテスラへ10月22日を期限とした明確な回答を迫った。

スカイラインなら前を見てないとハンズフリーにならない

とはいえNHTSAも既存の自動車メーカーとテスラの違いをデータとして持っていない。そこで文頭の通り「あんたらはどう考えているのよ。そして事故など起こしていたらデータ出してよ」と依頼したということです。聞かれたって既存の自動車メーカーも、緊急車両に対する措置は行っていないと思う。普通の障害物として判定して対応するのみ。

そもそも高速走行で自動運転(レベル3以上)出来る車両は問い合わせた12社共に販売していない。テスラのような事故は起きないということ。よって12社に聞いても「ウチはそういう状況にはならないですね~」と答えるしかない? されどNHTSAから聞かれたら冷たい対応も出来まい。今後の付き合いもあるでしょうから。どういうことになるのか大いに注目したい。

いずれにしろ好き放題やってきたテスラながら、そろそろ厳しいことになるような気がします。

<おすすめ記事>

コメントを残す

このページの先頭へ