中古車から放射線

輸出した中古車から放射線が検出されるケースが続いている。一般的に「洗えば落ちる」と思われているようだけれど、現
実を見るとそうじゃないようだ。大量の放射性物質をまき散らした3月中旬から5ヶ月経っても(その間、何度も洗ったとしても)放射性物質として管理しなければならないほどの放射線を出すという。

ワイパーゴムやエアエレメントなら交換してしまえばよいけれど、窓ガラスのワクや雨水の流れ道に残ってしまうそうな。出所は明らかに出来ないが、原発に出入りしている車両のフロアの放射性量ときたら信じられない数字だったとか。おそらく今後も長い間、放射線が出続けると思う。輸出出来ないケースも多いだろう。

ただ危険な数字かとなれば「量による」と答えるしかない。大阪で検出され
た(福島登録だった)110マイクロシーベルトはどこから検出されたのか不明ながら、ドライバーの位置であれば乗っている間中、1時間にレントゲン写真を2枚撮り続けられるようなもの。こらもう尋常じゃない。絶対に忌避すること。

このクルマ、もしかすると原発に乗り入れていたのかもしれな
い。いずれにしろ放置しておけば福島県の中古車相場が下がることになる。当然ながら政府/東電で風評被害を抑えるような対策を行わないとダメ。最低でも車検や下取りの際、放射線検査を行い、安全かどうかのお墨付きを与えるべき。

仮に放射性物質が検出され、下取り値が下がるようなら保証すべき事象だと考えます。といったことを被災者が感じたなら、早く動いたらいいと思う。そのうちウヤムヤになってしまう。私は被害者じゃないし、そういった運動をする立場じゃないのがもどかしい。この時のために議員さんを選んでるということを忘れずに。

・ECOカーアジアは「エアコン使用時の燃費

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2 Responses to “中古車から放射線”

  1. かず より:

    中古車や地元の車もそうですが、派遣されたパトカー等の車両も手付かずです。洗車は被災地にいる間はしてないし、派遣終了し帰還してからの話です。
    指針は示されてないから、各自対応も手付かずです。
    現場の人間がリスク背負う形で有りますね。(/_;)
    線量計測する事は、変な誤解も防ぎ安全性も確認出来ます。

  2. 那須与一 より:

    0.5マイクロシーベルト地域ですが、国沢先生宛てにエアコン・フィルター送ったら怒られますか?(笑)
    役所が貸してくれるガイガーカウンターで計っても意味ないでしょうか?

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