トヨタ、すでにラリー2車両のバックオーダー2年分か? 欧州でクルマ売るならホンダや日産も

Gazooレーシングが突如「GR Yaris Rally2 Conceptの開発段階が終了し正式デビューに近づいています」というテキストに1枚の写真を付けツイートをした。トヨタ筋に話を聞いてみたら、早くも爆売れ状態だという! 2年分くらいのバックオーダーを受けているようだ。どうなってるの? 普通、この手の競技車両って、それほど売れるワケじゃない。せいぜい数ヶ月待つ程度。

GRヤリスのラリー2コンセプト、今年のオートサロンでワールドプレミアされ、勝田選手(父)により実戦で開発を続け、夏にラトバラ監督がハンドル握り全日本ラリーに参戦(ブッチギリでした!)。ところがホモロゲ取得に課題を抱えているとウワサされていた。そもそもラリー2、VWの技術を使うシュコダが圧倒的に強い。そんなことから売れるのか危惧する声も。

どっこい! 正式な発売前から取り合わせが殺到しており、前述の状況だという。驚いたことに2024年開幕戦のモンテカルロから5台程度エントリーするんじゃないかと言われているのだった。月産5台ペースで作るとすれば、毎戦1~2台のGRヤリス・ラリー2が増えて行くことになる。ERC(欧州選手権)にもたくさん出てくることは想像に難くない。

ラリー2はレギュレーションで過去1年に2500台以上販売した車両車両+エンジンをベースにしなければならず、32径のリストリクターを使い285馬力程度。車重は1230kg以上。市販の機械式デフを使う4WDとイコールコンディション。GRヤリスのみ3気筒エンジンなのだった。軽量で中回転域のトルクが太いと評価されているらしい。確かに前後の重量配分は有利。

モンテカルロで優勝するのは難しいだろうけれど、ポテンシャルの高さを見せれば評価高まるに違いない。そして欧州に於けるトヨタ車のブランドイメージを一段と高めることは想像に難くないです。本来ならホンダとか日産あたりがラリー2車両を作って参戦したらよかった。他のモータースポーツに出るよりずっとリーズナブル。欧州じゃラリーやらなければクルマ売れないです。

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