トヨタ、アメリカで2025年から電気自動車生産のニュースを流すや株価急上昇。単純だぁ~

トヨタが「2025年からアメリカで電気自動車を作ります。電池工場も拡充します」と発表した途端、株価が2%近くハネあがった。やはりトヨタは電気自動車で遅れているというイメージを投資家達が持っているということだと思う。アメリカで電気自動車を生産すると言うことはすでに決まっていたことだし、電池の生産量を増やすことだって想定済み。強いて言えば少しの前倒した程度かと。

ノースカロライナの電池工場

アウトラインを説明しておくと、トヨタの規模だとアメリカ国内だけで2026年から電気自動車を50万台規模で生産&販売しなければならない。2030年になると100万台規模。今回の発表された電池の生産能力は公表されていないものの、ケンタッキーの車体工場は下を見て将来的に24万台くらいになると思う。同じくらいの規模を持つ工場が4つ分必要になっていくるということ。

当然ながら電池の調達計画も立てている。佐藤キャプテン体勢になる前からです。そいつを徐々に公表していきましょうということなんだと思う。今後1年くらいでトヨタのアメリカ戦略の全貌が見えてくることだろう。個人的にはどんな電池を使うのか興味ある。当然ながら三元系リチウムが主体になるだろうが、リン酸鉄リチウムをやらないと走行距離の多いアメリカじゃ厳しいかと。

ちなみにホンダは2026年に30万台。2030年に60万台の電気自動車をアメリカ国内で売らなければならない。日産も20万台/40万台の電気自動車を売らなければならない。当然ながら両社共、生産計画を持っていることだろう。ホンダについていえばそれっぽい計画を発表済み。日産はナニをやっているのか全く解らないものの(リーフの電池はダメ出しされた)、それなりに動いていると思う。

トヨタもホンダも日産も共通の課題となっているのが「生産と販売は別」ということ。当然ながら競争力のある車種を作れないと売れない。ホンダについていえばアメリカで根強い人気を持つことと、どうやらLGと共同で立ち上げる電池工場で生産されるのはリン酸鉄チウムであり競争力を持っていそうだということ。日産についちゃサッパリ解らない。もう少し情報開示したらいいと思う。

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1 Responses to “トヨタ、アメリカで2025年から電気自動車生産のニュースを流すや株価急上昇。単純だぁ~”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    日産は相当無理があったとしても、リーフで先鞭をつけたはずなのになあ…と言う感じがぬぐえません。
    あのときは良い人だった(?)ゴーンさんの強力なリーダーシップがありました。
    アリアもまだ受注停止のご様子。
    ホンダもアメリカではEVのリース販売しか実績がありません。
    各国各社すでにEVのラインナップができているので、2026~30年に電気自動車乗ってそうな人はもうすでに買ってしまっているような気がして心配です。

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