トヨタが水素エンジンならホンダはバイオエタノールエンジンなどいかがか?

水素エンジンを搭載したカローラが24時間走り切った。35回の水素充填を行ったそうな。実は水素充填、何度か書いてきている通り燃料電池車で課題になっている件あります。性能通り充填出来ないのだった。入れる側は82MPa(809気圧)という能力を持っている。当然ながら受け入れ側も(車載タンク)理論上は82MPaまで入るということ。ちなみにMIRAIのタンク、安全係数は3倍とか。

満充填直後のMIRAI。満タンになってないです

つまり200MPa入れても耐える。82MPaくらいだと何ら問題無し! ところが実際に水素入れると76MPaくらいで終わっちゃう。これ、水素ステーションによっても、その時の温度環境によってもバラ付く。先日御殿場で入れた時は75MPaくらいで終了してしまい、燃料計見たら満タンになっておらず。この状況、2014年に初代MIRAI出た時から(当時は上限700気圧)から変わらず。

7年間改良出来ていない。しかしレースになったら「満タンにならない」とか「入れられる量がバラつく」なんてフザケンナ状態。今回のレース、1スティント11~13ラップとバラ付いていたので、もしかすると安定していなかったのかもしれません。競技やることでキチンと毎回満充填出来る技術が確立すれば、それだけで燃料電池車の航続距離は伸びるし安定します。競技は技術を育てる。

同じ24時間耐久レースにホンダもシビック・タイプRで出ていた。社内有志のチームです。せっかく出るのなら、トヨタと違う方向でカーボンニュートラルにアプローチしたらイイと思う。具体的にはE100と呼ばれるバイオエタノール燃料です。すでにブラジルなどで普通に使われており、入手も容易。加えてホンダ、インディ用のエンジンでエタノール使うことのノウハウを持つ。

現在インディはE85というエタノール85%燃料

日本もブラジルからバイオエタノール(カーボンニュートラルとされている)を輸入しており、ガソリンに1%程度混ぜて流通させている。その気になれば国内で調達可能。使用はサーキット内だから税制上の問題だって無し。カーボンニュートラルのための次世代パワーユニット、いろんな方向からアプローチしたらいいと思う。はたまた脱着式のバッテリーパック作り、交換する手もある。

こういった新しい技術、一般的にモータースポーツじゃ歓迎されない。というか私がリーフで全日本ラリーに出た時も、京都の主催者は「ガソリン車と同じタイミングで充電しろ」と明確な嫌がらせしてきた。モリゾウさんみたいなポジションの人が出場する道を切り開いてくれたら鬼に金棒! 安全さえ確保出来たら当然ながらエタノール燃料だって出られるだろうし電池交換式もOKでしょ。

新しい環境技術で競技をやると社会的な参戦意義を認知してもらえると思う。繰り返すけれど、水素エンジンのようなチャレンジをしようしたら面白く思わない輩と戦わなくちゃならない。普通の人が同じことをやろうとしたって門前払いを喰うのみ。モリゾウさん、荒れている海であっても300m以上のクルーズ船の如く大波を軽々と切り開いていく。素晴らしいです!

追記・F1モナコGPとWRCポルトガル、どちらも楽しかった~!

 

 

 

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