ハイトのある軽自動車、ルーフに重いモノを載せるのは絶対に止めて欲しいと強く思う

玉石混交かつギリギリまで攻められるのが東京オートサロンの面白さながら、やはり自動車メーカーの出展車についちゃ最低「安全」は配慮して欲しい。ダイハツというメーカー、ウエイクを出した時から感じるのだけれど、重心の高さに起因するロールオーバーについて超鈍感です。レースやラリーなどのモータースポーツをやってないからなのだろう。見た感じ「アブナイぞ!」。

と思ったのが新型アトレーベースのキャンピングカーだ。只でさえ重心高いアトレーをタイヤのハイト部分だけ車高アップ。それだけで安定性じゃギリギリだと思うのに、下を見て50kg以上あるだろうポップアップルーフまで載せている。この状態で緊急回避操作などしたら、おそらく最初の転舵で倒れるかと。自動車メーカーならむしろハイト系モデルの屋根に荷物積む危険性を訴えるべき。

最近急速に増えている軽自動車キャンパーも同じ。1BOXタイプの軽自動車、只でさえギリギリの安定性しか持っていない。商用車などはラゲッジスペースに定積(規定重量のウエイトを積む)して走行試験を行うから空荷より有利なことだってあるほど。キャビンスペース空間でルーフに重いモノを積んだら相当厳しい状況になることなど容易に予想出来ると思う。

ちなみにハイエースでラリーやってると「転ぶぞ!」と言われる。ハイエースの車幅は1695mm。車高1980mm。幅100に対し高さ116。車高1890mmのアトレーだと幅100に対し高さ128にもなってしまう。加えてエンジンや足回りなどハイエースと比べれば簡易で軽量。ハイエースの車体構造を見ると、重量物は床下にあり、見た感じより重心が低いのだった。

軽自動車で遊ぶ人も増えてきているが、くれぐれもルーフに重量物を載せないようにして欲しい。載せるのなら、車体の低い位置に重量のあるバラストのようなモノを積むこと。合わせてサスペンションにも気を使って欲しい。バネ硬くしたらコーナーで外側輪が沈まずイン側だけ伸びる。ロールして重心高くなるため、簡単にコケます。外側輪が沈み込むようなセットアップを!

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