バッテリー競争激化

リチウムイオンバッテリーがHOTである。ほぼ連日のようにEV用バッテリー関連のネタが報道されているほど。今や日産NECとGSユアサ、そしてパナソニック・トヨタ・サンヨーチームの競争となりつつある感じ。この中でアタマ一つリードしてるの、日産NECであります。

11月4日のTOP
も書いた通り、日産NECは余剰バッテリーを市販する方針を打ち出した(スバルなどはこのバッテリーを使う事を想定していると思われます)。性能的にもコ
スト的にもライバルを凌ぐ。そもそも生産台数からして規模が一桁違うのだから強い。ハイブリッド向けの特性にだって簡単に作り替えられるのも特長。

ただ新興国は黙って見ているワケじゃない。先日、台湾の国立研究機関が正極と負極の間の膜を(イオンが移動する多孔質膜)、130度以上になると仕切り板に変化させる技術を発表した。多孔質膜が壊れると、いわゆる「ショート」を起こし500度近い熱を出す。その前に正極と負極をシャットアウトできれば反応を止められます。

2010年の夏くらいから採用したバッテリーを販売するという。この技術、高性能バッテリーの問題点である「危険性」を大幅に減らせる。生産管理面でもう二つくらい大きな発明あれば、中国や韓国のメーカーもEV用リチウムイオンバッテリーを量産可
能。高性能バッテリーはハイブリッド車にも有用。面白くなってきました。

自動車用バッテリーの需要たるや巨大。この勝負に参戦できないメーカーは大きな市場を失う事になる。東芝も頑張らないと。ソニーと日立は乗り遅れたか?

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1 Responses to “バッテリー競争激化”

  1. 阪神ファン より:

    おっしゃるとおりバッテリー関連記事が多いですね。今後はますます電機メーカーが注目されるのですかね。東芝・日立・三菱など総合電機メーカーで様々なものを手がけているところ、GSユアサのように電池主体のメーカーなど、電機関係のメーカーといってもいろいろなところがありますが、上手く競争して、ぜひ日本のメーカーにがんばってもらいたいです。

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