ミゾウユウ(!)の危機

ホンダのF1撤退は超ビッグニュースだったようだ。全てのマスコミがトップニュース扱いの速報で伝えたほど。何回か「このままだとF1を続けている意味はない」と書いてきたけれど、100年に一度というミゾウユウ(未曾有)の経済危機を迎え、当然の選択だと思う。

トヨタは「撤退しない」とコメントしているようだけれど「来年は」くらいの含みを持たせてよかったのに。実際、F1はどんどん興行的になってきており、自動車メーカーが支える競技じゃなくなりつつある。市販車で採用できる技術だって皆無に近い。エンジンさえ共通化しようとしているのだから。

ちなみにホンダのF1撤退のニュースは英BBCのスクープ(日本時間5日の早朝)。どうやら750人の従業員に伝えたものが漏れたらしい。1月までに売却先が見つからない場合、完全に終了とのこと。来年の鈴鹿F1は開催するという。

となると気になるのがWRCのスバルとスズキ。スズキは日産のデトロイトショー出展中止に乗ったくらいなので、98%くらいの確率で撤退すると思う。スバルも市販車を使うPCWRCだけ残し、WRカーは撤退するんじゃなかろうか。

ミゾウユウ(しつこい?)の危機を乗り越えるには仕方あるまい。企業は今回の不況の規模と期間を相当大きいモノだと認識している。

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1 Responses to “ミゾウユウ(!)の危機”

  1. samine より:

    仕方ないんじゃないですか?車が売れてない以上はどのメーカーも同じ事するでしょう。
    しかし、日本の自動車メーカーはこの様な景気後退も乗り切れますよね?バブル崩壊時でも倒産した自動車メーカーはないんですから。
    問題はこういった損を弱い層が真っ先に被ることですね。部品メーカーにはまた倒産する所も出るだろうし、リストラしたら自殺者も大量に出るでしょう。
    景気後退時には政府の政策が重要になってきますが、なんせ時の首相にとっては「ミゾユウ」の危機なんですから、こんな首相では失望すること甚だしいです。そうでなくとも、今まで与党のやってきた「景気対策」なんて成功した試しなんザないですが。
    もっとも、かのニューディール政策ですら効果がなくて失敗策(!)と言われているんだから景気対策なんてのは実に難しいんですが、経済というものをよく理解していないとうまく行くはずがないでしょう。経済観念の甚だ怪しい首相では一体どうなりますかな?
    こういうときこそさっさと選挙やって、どうするか国民の議論で決めるべきなのに総理の座にばかりしがみついて、何やってんでしょうね?日本の麻生アントワネット首相は…。

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